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【ゲネプロ】とは?舞台用語を解説♡どんな意味?なんのためにやるの?

人気漫画や人気アニメの舞台化で、ますます盛り上がる2.5次元舞台。

2.5次元舞台をきっかけに「演劇」という世界への興味が増した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところが専門用語も多く、演劇は初心者の方にはなかなか敷居が高い…と感じることも。

管理人

今では舞台沼にどっぷりの私ですが、最初は戸惑うことばかりでした…!

舞台を観ていて気になったキャストさんや関係者さんのTwitterやInstagramをフォローしていると、度々目にすることがある「ゲネプロ」というワード。

舞台以外のジャンルではあまり耳にしない単語ですし、「一体なんのこと?」という疑問に思いますよね。

今回はそんなゲネプロについて、解説させていただきます。

少しずつ専門用語を知って、皆さんも是非一緒に舞台通を目指していきましょう♡

 

ゲネプロとは?

早速ですが、ゲネプロの意味を♡

ゲネプロとは

舞台芸能(演劇・ミュージカル・バレエ・オペラ等)の最終通し稽古のこと。

コロナ禍で中止になってしまう舞台も相次いでいる昨今。

無事に舞台の幕が上がるということが、どれだけ奇跡的なことなのかを思い知らされました。

「最終通し稽古」と一言で書いても、そこに至るまでの過程は中々想像し辛いことかと思います。

管理人

公演期間が始まる前から俳優さんたちは絶えまぬ努力をなさってくださっているんです!

実は、幕が上がるまでには「稽古期間」と一言では言い表せないほど長い道のりが…。

 

舞台が上演されるまでの道のり

ゲネプロがどのタイミングで行われるのかを踏まえつつ、大まかな舞台が上演されるまでの流れをご紹介していきます♡

まずは顔合わせ

まずは顔合わせです。

出演者の皆さんが一同に会する、初めての機会になります。

本読み

顔合わせと同時に行なわれるのが本読みです。

台本を読み込み、演技プランや大まかな雰囲気をここで掴みます。

立ち稽古

次に立ち稽古と言って、実際に動きを含めた稽古が始まります。

徐々にセットや小道具・衣装が使用されていきます。

管理人
管理人

「稽古」と聞くと動きを含め、小道具を使用した稽古を想像する方が多いかもしれませんが、そこに至るまでにも様々なステップがあるのが分かりますね。

通し稽古

最後に通し稽古と呼ばれるノンストップで本番さながらの稽古が行なわれます。

先ほど同様なるべく本番に寄せるために小道具や衣装を使用して行なわれることが多くあります。

小屋入り

稽古を行う場所を、稽古場から劇場へと移します。

基本的に、キャストさんはあらかた舞台としての基盤が出来上がっている状態で小屋入りをなさります。

ですがそれよりも前の段階でスタッフさん達がセットや様々な道具を搬入します。

つまりキャストさん達よりも先にスタッフさん達の小屋入りがあります。

基本的には初日の1週間から2日前くらいには小屋入りが行なわれます。

小屋入りとは?舞台用語を解説♡厳しい稽古の末に、努力の結晶が
ゲネプロ

小屋入り後に行なわれるのがゲネプロです。

管理人
管理人

詳細については、後々説明していきますね…!

本番

ラストは本番です!

全ての稽古の集大成がここに詰まっていると言っても過言ではないでしょう。

ご覧の通り、「ゲネプロ」に至るまでの間にはいくつものステップが待っています。

 

ゲネプロはどんなことをするの?

稽古場ではなく、本番と同じ劇場で行われるゲネプロ。

キャストさん自身も、メイクやお衣装も着用して照明や音響も本番通り

そして本番同様、ノンストップ行います。

キャストさんのためでもありますが、その作品に関わる全てのカンパニーの皆さんにとっても最終チェックともなります。

管理人

キャストさん以外のため…?と思った方もいるかもしれませんね♡

舞台を構成しているのは、俳優さんだけではありません。

音響や照明、様々な演出も大切な要素のひとつ。

稽古場とは違う距離感やステージの滑り具合、照明の緩急や音響の響き具合など…実際に全てを通してみなければわからないことも沢山あります。

管理人

もちろん、ゲネプロ前にも充分チェックはしてくださっていますよ!

ですが本番のような空気感で、最終的に行なうことには大きな意味があります。

また、ゲネプロでは客席にマスコミの方々や関係者さんなどが入ります。

キャストさんやスタッフさん達にとって稽古の一環でもありますが、それと同時に誰かに見てもらう初めての機会になります。

管理人

相手がマスコミの方や関係者さんとはいえ、それ以外はすべて本番さながら。

ゲネプロ後にインタビューが入ることも多く、そこで作品への意気込みや詳細が明かされることも♡

ちなみに、ゲネプロの語源はドイツ語の「Generalprobe(ゲネラールプローベ)」の略。直訳すると総合試験という意味になります。

日本では更に略して「ゲネ」と言われることもあります。

ジャンルによって様々ですが、2.5次元舞台でゲネプロが行なわれるタイミングは基本的に初日の前日もしくは公演初日の1公演目の前の時間帯に行なわれることが殆どです。

 

ゲネプロは何のために行うの?

日本の舞台でゲネプロは最終通し稽古の意味もありますが、関係者を呼んでの宣伝の意味合いもあります。

公演前に宣伝として流れる動画や写真はだいたいこのゲネプロの際のものになります。

中にはYoutubeチャンネルでゲネプロ時の動画を公開してくださっていることも♡

MANKAI STAGE『A3!』の「~AUTUMN & WINTER 2019~」を観たことがある方はその中でゲネプロについて触れていたのを覚えておられるかと思います。

舞台の最初の宣伝は、公演の発表と同時に出されるメインビジュアル。

管理人

SNSでも「●●が原作そのまま!」など、多いに盛り上がりますよね。

そしてその次に大きな宣伝となるのが、ゲネプロにて公開される各所からの写真と動画です。

管理人

「このシーンはもしかして…」という予想やわくわくで、公演への期待がますます膨らみます。

2.5次元舞台はキャストさんのファンはもちろん、原作ファンの方々も数多く来場なさります。

私の個人的な肌感ではありますが、キャストさんのファンは出演者の発表のある第一弾の段階で観る決意をされる方が割合多いかと思います。

管理人

推しの●●さんが出るなら見ないと!だったり、●●さんと△△さんが共演するなら…!だったり。

ですが原作ファンの方の場合、キャストさんの発表だけでは「どうしようかな」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。

原作ファンの方々にとっては、原作のクオリティを忠実に再現されているのかがよくわかるゲネプロの写真や動画を見て観劇の決断をされる方が多いのではないでしょうか。

管理人

実際に私も「推しキャラがそのまま舞台上にいる…⁉」と驚き、気が付けばチケットを手にしていた経験が…。

ゲネプロは最終通し稽古とはいえ、それが舞台の完成品として扱われるものとなります。

DVDやBlu-rayなどは、基本的には千秋楽映像が使用されます。

それはそれでその作品の集大成としての魅力がありますが、初日よりさらに前のゲネプロの映像も別の緊張感があり見ごたえがあります。

またゲネプロの映像は、公開してくださっている各所によって撮影の角度が違ったり、流している映像の部分が違ったり…!

ゲネプロ映像はある意味円盤よりも貴重な映像と言えるのかもしれません♡

 

ゲネプロを観る方法は?

ゲネプロは気になるものではありますが、現地で観ることが出来るのは関係者の方々のみとなっています。

人気公演となると一般の公演は関係者席を設けることが出来なくなるため、出演キャストさんのお知り合いのキャストさんや関係者の方もゲネプロを観に来られる事が多くあります。

でもなんとなくゲネプロって特別な響きがありますし、観てみたい…と思われる方もおられるのではないでしょうか?

実はそんなゲネプロ、観られる方法があるんです!

稀にではありますが、2.5次元舞台ではゲネプロに一般観客を招待することがあるんです。

舞台の抽選であったり、原作アプリゲームの中の抽選であったり、その方法は様々。

残念ながら観たい方が全員観られる・すべての公演にて招待があるというわけではありません。

ですが、チャンスは存在しますので気になる方は公演の公式サイトやTwitterをよくよくチェックしてみてくださいね♡

 

幻になってしまった作品も、ゲネプロで…

近年はコロナウイルスの影響により公演が上演期間中に中止されるという哀しい出来事も発生しています。

だいたいの作品は出演キャストさんのために毎公演撮影はされているのですが、その映像は全景映像で、かつあくまでもチェック用。

画質や音響は円盤化するにはかなり厳しい状態のものとなります。

ライブ配信の全景とスイッチングって?何が違うの?おすすめは?

そんな時、千秋楽映像が円盤化される傾向にある2.5次元舞台は円盤化すら難しいという状況に陥ることも…。

実際に、2020年に東京・兵庫・宮城など全国6か所で開催予定だった演劇「ハイキュー!!」‶最強の挑戦者(チャレンジャー)″がそのひとつ。

新型コロナウイルスの影響で、東京公演以降のすべての公演が上演中止となってしまいました。

管理人

東京公演は元々2日間だけの開催予定だったので、涙を流した作品ファンも多かったのでは。かくいう私もその一人です…。

地方公演や凱旋公演、円盤を楽しみにしていたファンにとっては絶望とも言える状態でしたが、ゲネプロの映像を配信してくださることに…!

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 ’最強の挑戦者(チャレンジャー)’ ゲネプロ映像 – DMM動画

公演中止というのはどんな理由であれ観劇予定でチケットを手にしている方にとってはどん底に落とされるような感覚にもなります。

キャストさんやスタッフさんにとっても、努力の結晶を見せられる機会が無くなってしまった喪失感は私たちからは計り知れません。

そんな時に例え完璧な映像ではなくとも、ゲネプロの映像が見られるというのは嬉しいですよね。

 

ゲネプロの存在意義

ゲネプロはリハーサルと同義語と思われがちですが、厳密に言うと違います。

リハーサルとゲネプロの違い
  • リハーサル…途中でミスやハプニングがあれば、中断や修正を行う
  • ゲネプロ…ケガに繋がったり公演を継続できない程の事故でもない限りノンストップで行う

それもこれも、全ては公演に関わる全てのキャストさんやスタッフさんが本番に大きなミスやハプニングに見舞われないためです。

つまりは皆さんの大切な舞台が、大切な推しが無事に公演を走りきるための大切な存在というわけです。

公演が始まるとあまり日の目を見ることのない存在ではありますが、作品にとって重要な立ち位置にあるゲネプロ。

これを機にその存在意義を意識してゲネプロ映像を見てまた違った風に受け取っていただくことができれば幸いです♡

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