コロナ禍の中で、生活の様々な部分で行動に制限がかかった私たち。
推し活においてもそれは同様で、公演の延期・中止、公演はあるけれども遠征を控えたり…と煮え湯を飲まされた方も少なくないと思います。
けれども出演者の皆さん、そして公演をやりきるためスタッフさん方も相当な努力をしてくださっていたはず。
大変な状況下でも、私たちに楽しみや生きがいを伝えくださっていた製作陣の方々には頭があがりません。
さて、色々な困難を乗り越えいざ劇場へ行くとアナウンスで「終演後は規制退場にご協力ください」といったような文言を聞くことが。
大きな会場での公演では目にすることもあった規制退場。
コロナ禍では劇場の規模を問わず実施されていたので、久々に観劇した方や最近観劇沼に入ったばかりというような方からすると規制退場って一体なに?と疑問を持たれることかと思います。
一体どういうものなのか、そしてどういった意味合いかについて今回は解説していきます!
目次
規制退場って?
規制退場はその字のごとく退場を規制されることを指します。
まだちょっとイメージがつきにくいですよね。
終演後、一斉に立ち上がり劇場を後にする…のではなく、スタッフさんの指示のもと決められた列ごとに退場します。
大抵の場合、「Aブロック●列~●列の方」「1階席の●列~●列の方 」というように列番号でのアナウンスがされます。
列が数字の時は良いんですが、あいうえおやアルファベットの時は少し焦ってしまうかも。
どうしてそんなことをするの?
劇場の規模を問わず、満席の観客たちが一気に退場しようとすれば当然出入口付近が混雑してしまいます。
そのためコロナ禍では感染予防の一環として行われていました。
この他にも、コロナ禍前からも大きな会場では実施されていたことが。
フェス形式のように大規模の会場ともなれば、参加する観客の数も相当な人数になります。
大きな会場であればあるほど階段や狭い通路などのルートはつきもの。
「早く出て物販を買いたい」「ホテルで余韻に浸りたい」などの想いはみんな同じことですし、全員が慌ててしまえば将棋倒しなどの危険性が出てきます。
そう、つまりどちらも私たちの安全のための策です。
退場までに、どれくらいの時間がかかる?
規制退場時のブロック分けは、スタッフさんが予め行っています。
会場や公演によっても異なりますが、混雑緩和を目的としているため大抵は出入口に近い列・一番後方の列から退場していきます。
前方席は遅くなる傾向。
そのため劇場から完全に出られる時間も座っている座席の位置によって左右され、ブロックが違えば場合によっては相当時間が違ってきてしまいます。
また、劇場が広ければ広いほど座席によっては帰る時間が遅くなってしまいます。
実際にキャパが1000人以上の劇場で退出が一番遅いブロックとなったことがありますが、終演後劇場から出られたのは20分以上経ってからでした。
ちなみに、その日はアフタートークやカーテンコールなし。
千秋楽やアフタートークなどのイベントがある日なら、終演後退場の流れになるまでにも時間がかかります。
イベント内容等にもよりますが、千秋楽の場合で、かつ退場の一番遅いブロック…ともなれば上演時間+40分以上の余裕を見ておいた方が安心です。
私の場合は心配性なので、1時間見ておくことにしています。
特に夜公演は、帰り時間に注意
そこで気になるのが終電。
帰りの新幹線や飛行機の時間はもちろん、劇場の場所によっては終電や終バスを考慮しなければなりません。
地方公演の場合、「えっこんなに早く?!」と驚くような終電の時もあります。
普段行かない劇場であればあるほど、入念に確認を。
上演時間が発表されるのは公演直前のタイミングなことも多いですが、一般的には上演時間は短いもので1時間半、長いもので3時間超えが目安。
前作のあるシリーズならこれまでの上演時間を参考にしたり、昼公演と夜公演の間にどれくらい時間が空いているかを確認した上でホテルや帰りの便の予約を取ると安心ですよ♡
上演時間が発表されて「思ったより長かった…!」という時も、予約方法によっては無料や数百円の手数料で便変更が行えることもあります。
2.5次元舞台の上演時間って?休憩時間やタイムテーブルは?舞台観劇の、時間に関するあれこれを解説!
上演後、友達と待ち合わせたい!
たまたま同じ日にお友達も観劇予定で、「終演後に待ち合せたい!」という方もいらっしゃるかもしれません。
一緒にチケットを取っていれば隣同士ですが、バラバラで予約している際に規制退場があると劇場から出てくる時間も違ってきてしまいます。
「劇場のロビーで待っていたらだめなの?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらそれは難しいです。
また、先ほど書いた通り規制退場は混雑を避けるために実施されていること、安全のために実施されています。
劇場付近に立っていると近隣住民や付近の一般の方の邪魔となってしまいます。
そう、大声で騒ぎながら…というのは絶対NGですが、静かにしていてもその場で待っているだけで迷惑になってしまいます。
一歩劇場を出れば、オフィス街や住宅。普段通りの日常を過ごしている人たちばかりです。
劇場を今後も運営していくためにスタッフさんも「ここでたまらないでくださいね。」とアナウンスをすることになってしまいますし、そういったアナウンスをしなければならない状況自体、本来あってはいけないこと。
あらかじめ退場後の合流場所を決めておくことをおすすめします。
- 近くのカフェ
- 劇場の最寄り駅
- 少し離れた商業施設など
夜公演の場合、帰宅する人たちの波が落ち着くと一気に人の気配がなくなってしまう立地の劇場も多いです。
ご自身の身を守るためにも、是非劇場から離れ多くの人がいる明るい場所で合流を。
どうしても早く出なければいけない、そんな時は?
規制退場の際、帰りの手段によっては「すぐに出ないと間に合わない!」という方もいらっしゃることかと思います。
他にもどうしてもお手洗いが限界!など色んな事情があることかと思います。
規制退場は劇場から指示されているマナーのひとつ。
とは言え、やむを得ない事情によって規制退場を無視したからと言って周りから糾弾される事はありません。
なんとなくの感覚ではありますが、1列に1人くらいいるかな?といった人数ではありますが全くいないというわけではありません。
実際に私も隣に座っていた方が規制退場よりも先に退席なさったことがありますが、カーテンコールの時からずっと腕時計を気にしていたので「きっとやむを得ない事情があるのだな」と思いました。
そうは言っても、みんなが守らなければ意味がなくなってしまいます。
できる限り規制退場には従うことを強くおすすめいたします。
劇場によっては座席に人が座っている状態ですと人の通る隙間がほとんどないこともあります。
「どうしても出なければ間に合わない!」という時は、開演前などの時間にできるだけ事前に周りの席の方にお断りをして出ると衝突もありません。
事前で発表された公演時間が、想定できないほど思いがけない長さだった…など、チケット取得の際には想定していない事情もあるかと思います。
ですがまだ情報が揃っていないチケット申し込み段階でも、「帰りの便を調べてから予約する」等事前に対策を行える事柄もたくさんあります。
皆さんが気持ちよく劇場を出ることができるよう、一人ひとりの心がけと共に楽しく観劇していきましょう♡
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