新作が発表される度、SNSのトレンドを掻っ攫う舞台「刀剣乱舞」シリーズ。
チケット争奪戦で知られる2.5次元舞台の中でも、高い人気を誇るシリーズです。
一般的な2.5次元舞台や舞台シリーズは、原作のストーリー順に公演が公開されていきますよね。
ですが刀ステは、作品の発表順がストーリーの時間軸の通りというわけではないというのもファンにの心を惹きつける要素の一つかもしれません。
管理人
「え、このシーンって…」「あの時の台詞はもしや…?」なんていう過去作品との繋がりや伏線回収も登場。
いずれの展開も、鮮やか過ぎて思わず頭を抱えてしまう事が幾度もあります。
さて、今回はそんな刀ステ「義伝 暁の独眼竜」についてストーリーや出演されているキャストさんについて語っていきたいと思います♡
管理人
刀ステシリーズや舞台にまだ不慣れの方には円盤を見る際の参考に、何度も見ている!という方は是非共感しながら読んでいただければ幸いです♡
記事中にはネタバレも含まれます。苦手な方はご注意ください。
目次
義伝のあらすじ
本丸では、小夜左文字がなにやら気落ちした様子であった。
近侍である山姥切国広は、悩みを聞きだそうとするが、小夜は山姥切を避けるような態度を見せる。
また、延享四年へと調査任務に赴いた大倶利伽羅と歌仙兼定は、任務先で仲違いをしてしまう。
あらすじ-舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜
本丸の微妙な空気をどうにかしようと鶴丸国永は審神者に相談。すると意外な任務を言い渡されます。
その任務先で刀剣男士達は伊達政宗・片倉景綱、そして時間遡行軍と出会ってしまいます。
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なんとか場をしのぎ本丸へ戻るも、仲違いしてしまっているような2組の刀剣男士達の関係性は変わらず…。
そんなある日慶長5年、天下分け目の大戦・関ヶ原の戦いへと出陣の命が下されます。
出陣した刀剣男士達がそこで見たモノとは。
そして本丸で留守居役を努める山姥切国広と小夜左文字の関係性は改善されるのか…。
義伝の見どころ
「見どころ」と言っても一言で言い表せるものではありませんが…。
義伝は舞台の構造が、わかりやすく八百屋スタイルとなっていました。
八百屋舞台とは?舞台の専門用語を解説!八百屋ってなんのこと?より臨場感が味わえる舞台にそこから登場してくる刀剣男士達がとにかくかっこいい…!
バックライトでパッと見シルエットのように見える演出も♡
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エモさたっぷりのストーリー
冒頭でも触れましたが、刀ステは作品の発表順がストーリーの時間軸とは異なります。
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つまりはこの本丸にいて虚伝にいたキャラクター達は、あの物語を越えてそこにいるということになるわけでして…。
そういった些細なことにもエモさを感じてしまう、それが刀ステの醍醐味のひとつ!
ポイントはそれ以外にも。
2.5次元舞台と言えばやはり原作ありきの展開が一般的です。
ですが、虚伝での椎名鯛造さん演じる不動行光と原作ゲームでの実装のタイミングのように、刀剣乱舞シリーズは原作と違った展開が見られるのも見逃せない点です。
【感想・レポ】舞台「刀剣乱舞」虚伝 燃ゆる本能寺を観劇してみたそのひとつが、鶴丸国永。
その名の通り、鶴のような真っ白の衣装が特徴の鶴丸。
色鮮やかな衣装の刀剣男士が多い中、白一色の鶴丸は目を惹くものがありますよね。
ですが、義伝では少し様子が異なります。それがこちらの黒い鶴丸国永です。
完全にネタバレ要素とはなってしまうのですが、義伝においてこれは外せない要素ですよね。
どうして黒い鶴丸国永が登場するのか。それは是非、円盤をご覧になってみてくださいね♡
魅力たっぷりの登場人物たち
歴史上の人物達
刀ステと言えば刀剣男士達はもちろんのことですが、魅力的な歴史上の人物達も語りたいところ…!
伊達刀がメインのストーリーである義伝。作品のタイトルからも、それが伝わってきます。
ということで外せないのが富田翔さん演じる伊達政宗♡
有名な戦国武将ですからご存知の方も多くおられるかとは思いますが、ここで少しだけご紹介させていただきます。
幼少時に疱瘡(天然痘)を患い、右目を失明し隻眼となりました。
そのため義伝の副タイトルにもある「独眼竜」という異名を持ちます。
17歳で家督を継ぎ、19歳で南奥州の支配・東北の繁栄を築いた政宗。
あと10年、もしくは20年早く生まれていれば天下を手中に収めたのではないか…とまで言われています。
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しかし政宗が戦に加わるようになった時には、既に戦国時代は終末を迎えつつありました。
そのためその実力を発揮することなく、その後の人生は謝罪と処世術を駆使。
この時代にしては珍しく、1636年没つまりは70歳まで生きたとされています。
そんな政宗の傍らで、常に右腕的存在として戦に同行していたのが片倉景綱です。
お写真の左側におられるのは、片倉景綱役の高松潤さん。
片倉景綱は、「小十郎」と言った方が「あ!」となる方も多くおられるのではないかと思います。
伊達家家臣であり、政宗の軍師的な役割も担っていたとされる景綱。
幼少期に両親を亡くし、年の離れた姉が親代わりとなり育ててくれていたという景綱ですが、政宗との繋がりはその姉が政宗の乳母となったことで生まれました。
天伝・无伝にあった大坂の陣の際には病床に伏し、その翌年の1615年に病のため59歳にて没したとされています。
科白劇、そして綺伝でも出演予定となっている早乙女じょうじさん演じる細川忠興。
義伝にはご出演なさっておられませんが、正室の細川ガラシャと夫婦共々現代でも名の知られた武将の一人です。
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父親は利休七哲の1人である細川三斎。忠興自身も和歌・能楽・絵画にも通じた文化人である一面があります。
ですがその一方、天下一短気とも言われ、妹の嫁ぎ先を騙し討ちした後に敗残兵を皆殺しにする…など残酷な一面も持ち合わせる、アンバランスな人物でもあります。
管理人
間一髪のところで避け、ついたものとされています。
まるで烈火のような性格の持ち主の忠興は1646年没、つまりは82歳まで生きたとされています。
三日月宗近役 鈴木拡樹さん
刀ステと言えば、そして刀剣乱舞と言えば…という存在でもある鈴木拡樹さん演じる三日月宗近。
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特に荒牧慶彦さん演じる山姥切国広以外に対しては、見守る体勢が強く見受けられます。
刀ステシリーズにおいて、三日月はとある時間軸をループしているとされています。
ですがこの義伝での出来事のいくつかは、三日月自身も初めて経験することだったようで…。
体験したことのあることをなぞっていっている時と、初めて体験するの時との三日月の表情の違いは是非注目していただきたいポイントです。
管理人
鈴木さんのそんな細やかな演じ分け…毎度のことながら感服です。
義伝では、2幕は二手に分かれてストーリーが進行していきます。
出陣部隊では三日月が中心。普段はのらりくらりとしながらも山姥切に託している三日月が、一気に隊を率い戦う刀剣男士の眼差しになるシーンも見所です。
管理人
山姥切国広役 荒牧慶彦さん
そしてもうひとつのストーリーで主体となった、荒牧慶彦さん演じる山姥切国広。
虚伝の物語、そしてその後の様々な物語を経て近侍としての自覚を強く持っている山姥切…。
【感想・レポ】舞台「刀剣乱舞」虚伝 燃ゆる本能寺を観劇してみたそれゆえ、納谷健さん演じる小夜左文字の「悩みを取り除かねば!近侍として!」という気持ちも強く出過ぎている印象です。
空回り状態の山姥切が思わずかわいく見えてしまいふふっと微笑ましく思えてしまう今作。
管理人
出陣こそはしませんが、もちろん荒牧さんの殺陣の魅力もきちんと伝わってくるシーンが準備されています!
是非とも、1幕の可愛さと2幕のかっこよさのギャップをお楽しみください♡
大倶利伽羅役 猪野広樹さん
慣れ合う気はない、という一匹狼ならぬ一匹龍な猪野広樹さん演じる大倶利伽羅。
とげとげとした言動の多い大倶利伽羅ではありますが、バックステージ映像やお稽古映像では共演者の皆さん達とキャッキャッと慣れ合いまくっている猪野さんがかなり印象的でもあります。
大倶利伽羅は、政宗が最も血気盛んであった時期に使用されていたとされる刀剣でもあります。
そのため、他の伊達刀とは政宗に対する思いが若干違うようにも感じます。
管理人
冒頭シーンと終盤シーンでも、大倶利伽羅と他の刀達との関わり方に違いが見えてきます。
是非二度三度見て、その違いを確認してみてくださいね♡
燭台切光忠役 東啓介さん
今やドラマに東宝ミュージカルにと引っ張りだこな燭台切光忠役の東啓介さん。
スラっとした長身から繰り出される殺陣は迫力がありますが、それよりも義伝で気になるのはまたしても日替わりですよね…!
虚伝でも日替わり軍議にて様々な手料理(?)を披露されていた東さん。
義伝ではその虚伝の際にあったネタに関連しているシーンも!
是非是非2作品合わせてご確認いただければ、よりお楽しみいただけるかと思います♡
政宗と同じく眼帯をし、おもてなしの心を大切にしていた政宗同様に料理でもてなすことを得意とする光忠。
誰よりも政宗の持つ物語の影響を受けているからこそ、政宗との邂逅シーンの表情にはぐっとくるものがありました。
太鼓鐘貞宗役 橋本祥平さん
出陣部隊の中で唯一の短刀である太鼓鐘貞宗役の橋本祥平さん。
ストーリーは太鼓鐘が顕現されるというところから始まります。
あまりレベルが高くない状態での出陣ではあるものの、元々の身体能力の高さが伝わってきます。
登場シーンで燭台切と全力で再会を喜び合う姿は体格差も相まってかなり再現度が高いのではないかと思います♡
太鼓鐘は政宗ではなく、政宗の息子である伊達忠宗が所蔵していたとされる刀剣。
それ故に出陣先でも最初は他人事、というような割と冷静な一面を見せます。
ですが共に戦っていく内に、政宗や政宗に縁のある他の刀剣男士達に感情移入していく熱い一面が…。
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鶴丸国永役 健人さん
平安時代に鍛刀されたとされ、その後様々な家を渡り歩いた健人さん演じる鶴丸国永。
そんな鶴丸は伊達家には割と長い年月おり、その後天皇家に献上されたとされています。
飄々としてはいますが、そうした縁があったからこそ我が身をなげうってでも元主を守ろうとする姿には思わず息を呑みました。
今作でなによりも注目したいのは、原作にはない普段白い鶴丸が漆黒に染まるという衝撃的な事件。
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という演出面も含めて今作最大の驚きをもたらしてくれるのはさすが鶴丸、と言ったところではないでしょうか。
小夜左文字役 納谷健さん
今回は山姥切と同じく出陣部隊には入っていない納谷健さん演じる小夜左文字。
刀ステの世界観の中はどの作品でも「物語」が重要視されます。
その「物語」について、今作ではかなり固執しているような姿を魅せた小夜。
それが故に山姥切との関係性がギクシャクしてしまったり、伊達刀達に強い興味を惹かれたり…。
虚伝よりもかなり人間味が増しているようにも見受けました。
虚伝ではどちらかと言うと、江雪左文字や宗三左文字の弟という立場が色濃くあったように思います。
ですが、義伝では兄弟刀が不在ということもありかなり自立しているようにも見えました。
管理人
そしてラストシーンにも目が離せません。
今では当たり前になりつつあることかもしれませんが、未観劇の方は是非最後まで気を緩めず見てくださいね♡
歌仙兼定役 和田琢磨さん
山姥切同様に「始まりの一振り」である歌仙兼定役の和田琢磨さん。
雅という言葉がぴったりすぎるビジュアルに、発表時はSNSがかなり盛り上がりました♡
そして和田さん演じる歌仙は、雅であることをかなり気にかけている様子。
それ故、己の名前の由来について・そして元主である忠興の残忍さをかなり意識している姿が覗えました。
作中では小夜から「人見知りの裏返しでよく喋る」と評されていました。
その評価通り、昔馴染みの小夜以外と行動を共にする際にかなり饒舌となっているところに微笑ましさを感じます。
歌仙と言えば科白劇もですが、既に発表されている「綺伝」が気になるところ♪
綺伝では昔馴染みも出てきますが、それ以外にも同じ隊にいる刀剣男士達との関係性が義伝の頃とは違いきちんと築かれているのかもチェックしたいところです!
他シリーズにも繋がる、様々な布石
シリーズものということもありますが、刀ステはとにかく単体だけでなく通して見ていると「あれってもしかして…?」というような繋がりを多く感じる作品でもあります。
刀剣男士だけではなく、歴史上の人物もその他のシリーズにも出演。
他の作品シリーズと繋がるような布石が、あちこちに散りばめられているように感じます。
最初から円盤を買うのは少し抵抗が…という方は、まずはDMM動画のアーカイブ配信も検討してみてくださいね♡
管理人
新作を観るご予定がある方も、長年シリーズを追いかけている方も、是非改めて義伝を見てみてはいかがでしょうか♡
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