エーステや刀剣乱舞シリーズなど、様々な作品の2.5次元舞台が上演されている現在。
念願の推しが舞台し、チケットをゲットしたものの…自分の座席がどの辺りか調べようとしたら聞いたことのない専門用語がズラーッと並んでいて一体なんのことやら…。
そんな経験ありませんか?
2.5次元舞台に限らず、舞台には専門用語が沢山あります。
今回はそんな専門用語の中でも、座席についての専門用語をまとめてご説明させていただきます♡
知れば色々と便利な座席廻りの用語。2.5次元舞台特有のものや劇場特有のものもありますので、是非これをきっかけに専門用語を覚えてちょっと通な楽しみ方をしてみませんか?
目次
上手・下手
じょうず・へたと読んでしまいそうですが…それぞれ、かみて・しもてと読みます。
上手(かみて)と下手(しもて)は座席はもちろんのこと、舞台の左右を表す言葉としてもよく使われる専門用語です。
客席から観て舞台右が上手、左が下手になります。
左右ではなく何故上手・下手で表すかというと、左右は立つ位置によって変化してしまうからです。
舞台に立つ俳優さんから見た「左」と、客席から見ている私たちの「左」では同じ左でも差が生まれてしまいますよね。
上手と下手は立つ位置が変わったとしても反転することはありません。
観客のための専門用語というよりも、舞台に関わる仕事をする方々のための専門用語と言うべきかもしれません。
座席の位置を示す専門用語
センブロ・サブセンの2つは、実は略語。
正式名称はセンブロはセンターブロック、サブセンはサブセンターブロックとなります。
正式名称で書くとピンときた方も多いのではないでしょうか。
劇場へ足を運んだことのない方も、映画館の座席を思い浮かべていただければなんとなくお分かりいただけるかもしれません。
小さな劇場を含め多くの劇場は座席の間に通路があり、上手ブロック・センターブロック・下手ブロックの3つ以上のブロックに分かれます。
センブロやサブセンといった言葉は座席そのものというよりも、位置を示す単語です。
センブロ
センブロとは、舞台から見て真正面の座席ブロックのことを指します。
舞台を真正面から見ることが出来るので、上手・下手どちらの様子もバランスよく楽しむことができます。
座席が極端に後方列など特殊な場合を除き、見切れてしまう…ということもあまりありません。
2.5次元舞台の場合、プロジェクトマッピングなどの特殊効果で演出を行うことも。
激しい殺陣のアクションや球技を題材とした舞台でのプロジェクトマッピングや、アイドルを題材とした舞台のダンスフォーメーションは、やはりセンブロからの見え方が一番綺麗です。
管理人
サブセン
サブセンはセンブロの両隣の座席ブロックのことです。
大きな劇場になると座席ブロックが5個に分割されることも。
サブセンの見え方は、会場と座席によってかなり落差があります。「同じ会場のサブセン」でもセンターに近いお席と、反対のサイドブロックに近いお席では印象が異なることも。
サイドブロック
サブセンの更に隣りにある座席ブロックのことはサイドブロックと言います。
先ほどから座席図はブロック数が5つのものをご紹介してきましたが、座席ブロック数が3つの場合もサイドブロックと呼ばれます。
サイドブロックからの見え方も、先ほどのサブセン同様に会場と座席によってかなり落差が…。
壁際ギリギリの座席とセンターにより近い座席では、同じサイドブロック内でも印象が異なります。
また、同じ席番号でも前方列・後方列の違いによっても見え方が変わってしまうことも。
管理人
会場が大きくなればなるほど全体を見渡しにくかったり、場合によっては見切れてしまうシーンがあるデメリットもありますが、「推しの立ち位置が上手側が多い」などの理由であえてサイドブロックを好むケースもあります。
もし「どんな見え方かな?」と気になった場合は会場の公式サイトに座席からの見え方が載っていることもあるのでチェックしてみてくださいね♡
先ほどの上手・下手も知っていれば友達と劇場内で待ち合わせをする際に「下手よりのサブセン辺りにいるよ!」と簡単に自分の位置を伝えることができますよ♪
座席に関する専門用語は他にも♡
座席に関する専門用語は、他にもあります♡
中には一般舞台ではあまり耳にしないものの、2.5次元舞台ではよく聞く言葉も。
通路席
通路席は2.5次元舞台でよく使用される座席専門用語になります。
通路席とは文字通り、通路すぐ隣の座席のことを意味します。
何故2.5次元舞台でよく使用されるかと言うと、客席降り…出演者が舞台から客席通路に降りる演出がある舞台も少なくないからです。
更に、ライブパートなどストレートプレイ以外での客席降りではファンサービスが行われることも♡
管理人
もちろん通路席でなくても様々なファンサービスはありますが、通路席では推しがすぐ隣まで来てくれるなんていうドキドキを体感することができるかも…♡
管理人
見切れ席・注釈付席
多くのチケット先行や抽選がありますが、後半になるとどうしても座席数が少なくなり当選確率も下がってしまうのが実際のところ…。
そんな時でも、より多くの方に観ていただくために公式が座席を追加してくれることがあるんです♡
その一つが見切れ席です。
予め「演出の一部が見えずらいお席となっています」といった旨の注釈の表記があるため「注釈付席」と言われることも。
見切れ席は舞台を行なう上で必要な設備やセットにより舞台全体が見えず視界が見切れている座席をさします。
先ほどご紹介したサイドブロックの中の壁際のお席だったり、バルコニー席の一部など…会場によって「見切れ席」となる位置は様々。
見切れる=後ろの列…と思いがちですが、客席の幅に対しステージが狭い劇場の場合、前方の席も壁際は見切れ席となっていることも。
同じ会場の同じお席でも、舞台によって見切れ席・一般席の判断が分かれることもあります。
管理人が経験した見切れ席は、一番見えたお席で「どうしてここが見切れ扱いなんだろう?」と思う程のお席もあれば、視界の50%以上が手すりで見えなかったお席も…。
管理人
見切れ席は壁際の席が多いということもあり、冷暖房の影響も受けやすいです。
夏場の場合でも、ストールやカーディガンを持っていくと安心ですよ♡
立ち見席
立ち見席は座席がなく、決められたスペースで立った状態で観ることを言います。
立ち見席はカジュアルシートと呼ばれることもありますが、立ち見席と同じく決められたスペース内で立った状態で観ることには変わりません。
どちらにせよ万全の状態で観られる席ではないため、最初のチケット先行で売り出されることはありません。
しかし2.5次元舞台はチケットが中々取れない…なんていうことも往々にしてあり、見切れや立ち見であっても観たい!という方のために出されます。
作品や劇場によってはチケットの値段が下がることもありますので、観たい作品が見切れ席や立ち見席を出した場合は公式情報をしっかり確認してみてくださいね♡
ただし、お値段だけで安易に選ぶのは絶対にNG!2.5次元舞台の公演時間は長いものでは3時間を超えることも。
短い舞台でも2時間以上のものがほとんどです。間に休憩時間があるとはいえ、幕が開いている間はずっと立っていなければなりません。
ただでさえ知らず知らずのうちに体力を消耗する舞台観劇。初めての舞台観劇や、体調に不安のある方はご注意を。
機材開放席
演出効果のための機材や撮影機材など…ステージ上ではなく客席に機材が設置されていることも。
あらかじめそういった機材向けにチケットを売り出していなかった席でも、それらの機材を実際に会場にセッティングしたり演出の詳細を決めた上で、余裕をもって空けていた席を観客向けに販売することがあります。
立見席などと同じく、先行発売の段階から販売されることはありません。
アリーナ・スタンド
ドームやアリーナ公演のような大規模なライブ形式の公演になると、アリーナ席やとスタンド席と言った聞き慣れない単語が新たにでてきます。
アリーナとは通常座席がない位置に設置された座席のことを言います。
野球の会場として多く利用されるドーム会場で例えると、選手が試合をしている位置がアリーナ席で観客が応援している座席がスタンド席です。
より舞台に近いのはアリーナ席になりますが、アリーナ席には斜面がつけられていないため前方でない限り視界が遮られてしまうことも…。
スタンド席だと見やすいように斜面がつけられており、全体がよく見える構造になっています。
花道
2.5次元舞台ではあまり馴染みのないものにはなりますが、歌舞伎でよく使用される「花道」。
舞台から客席を縦断するように同じ高さで作られた続き廊下のようなものです。
印象的な登場や退場の演出に使用されることが多く、花道すぐ隣の座席になると推しの足音を間近で感じることが出来るという貴重な体験ができるかもしれません♡
歌舞伎のための劇場では常設されているケースが多いですが、一般の劇場では構造上中々みられない形です。
どんな座席からでも、推しの輝きを楽しんで
2.5次元舞台は他の舞台にはない演出方法が多くあり、どの座席でもその座席特有の楽しみ方が出来るように構成されています。
同じ劇場でも作品が変われば全く変わって観えますし、その逆も然りです。
最近では東京公演・地方公演・凱旋公演と、1つの作品が多くの劇場で上演されることがあります。
ほんのちょっとした違いかもしれませんが、座席が変われば推しの表情も違って観られるものです。
舞台の楽しみ方は無限大ですので、色んな位置で観てみるのもいいかもしれません♡
手に入ったお席がどんな座席だったとしても、舞台上で輝く推しの魅力は変わりません。是非舞台を楽しんでくださいね♡
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