コロナの影響もあり、良くも悪くもエンタメの楽しみ方が多方面で進化した昨今。
以前では珍しかった形態の楽しみ方や、中々耳にしなかった単語が増えてきました。
その一つが全景映像にも関連する、「ライブ配信」だと思っています。
今回解説していく全景映像というワードは、以前から円盤などでも目にする単語でしたが、より気軽に舞台を楽しめるライブ配信が広まり目にする機会も増えてきたように感じます。
「全景映像」という字面だけでもなんとなーくどんな映像なのかは想像できるかと思いますが、今回は魅力や楽しみ方をたっぷりとご紹介させていただきたいと思います♡
それってどんなもの?という方はもちろん、お手元にまだ見ぬ全景映像付きの円盤がある方も是非ご一読いただければ!
目次
2種類の映像
先ほど引用したミュージカル『刀剣乱舞』のライブ配信のお知らせでも、2種類の映像について書かれていました。
まずはその違いをざっくりとご紹介します。
- 全景映像
- スイッチング映像
全景映像はライブ配信の他にも円盤などでも特典映像として収録されることがあるので、もしお手元に円盤がある方は確認してみてくださいね。
全景映像とは
全景映像とは舞台上の全体の映像が収録された映像のことを指します。
定点・定点映像と呼ばれることもあります♡
スイッチング映像とは
ストーリー上で重要なシーンをアップに映し出された映像を指します。
DVDやBlu-rayに収録されているようなものを想像すれば分かりやすいかと思います♡
具体的な「全景映像」の様子
全景映像はステージ全体を見渡せるように撮影された映像。
劇場だと2階席から見ているような状況を思い浮かべていただければと思います。
違いが分かったところで思うのは「DVDに収録されている映像はスイッチング映像が一般的なら、全景映像って必要あるの?」というところ。
- キャストさんの表情はほぼ見えない
- 実際の劇場であればオペラグラスを使用して推しの表情の機微もしっかりと確認できる
- 映像となるとオペラグラスを使用するわけにもいかない
そんなデメリットの部分がまず真っ先に思い浮かんでしまうかもしれません。
結論だけ言います、見れば見るほど楽しさが倍増します。
2.5次元舞台ではお席は先着順ではなく、抽選スタイルが一般的。
そのためお席も当選した際に自動的に割り当てられています。ですが一般舞台の場合は自分でお席が選べる公演も多々♡
そういった自分でお席を選べる公演の空席情報を見ていると、前方の出来る限りステージに近い箇所がもちろん最も人気ではあるものの、「一番後方の列や2階席最前列」のように俯瞰した位置のお席も人気が高いことがお分かりいただけることでしょう。
実際私も2回以上足を運ぶ公演なら、
- 一番後方のお席
- 前方のお席
の2種類で予約を行います。
落語などのように前方からお席が埋まっていくことの多い公演でも、「客席の一体感も味わいたい」という理由で後方席を選ぶ方はいらっしゃいます。
全景映像においては、通常客席は映りません。
そのため残念ながらその楽しみ方は行えないのですが、舞台作品の場合は舞台全体を見渡すことができればそれ以外にも楽しめるポイントがたくさんあるんです♡
全景映像の楽しみ方
推しをずっと見ていたい!
スイッチングは1番伝えたいところをアップで見せてくれるので、舞台初見の方にとってもストーリーを追いやすいのが魅力。
ですが、俳優さんやキャラクターのファンにとって「例えただ後ろ向きで立っているだけのシーンだったとしても推しを見ていたい」というのも本音のひとつかと思います。
見せ場を演じてくれている真っ只中の共演者さんには悪いけど、どうしても推しの一挙手一投足が気になっちゃう。
全景映像は先ほど引用したように、俯瞰した位置からの固定映像。
つまりそんなファンのお悩みを解消してくれるのが、全景映像というわけなんです♡
全景映像だからこそ分かることも
「推しをずっと…!」という以外にも、スイッチングでは見切れてしまうような場面でも全景映像では充分にチェックできるという点もおすすめしたいポイントです♡
スイッチングの場合はどうしてもその場面で話している方が中心となって映りますが、特に登場人物も多い舞台ではスイッチングで映っている箇所だけが舞台のすべてではありません。
劇場ではあえてメインの方以外を見つめたり、俯瞰して観ることで考察に思いをはせる方も多いのではないでしょうか。
- 「どうしてそのような心理になったのか」「その場面で推しはどう思っていたのか」などのキャラ解釈が深まる
- 「この場面の裏側や脇では何が起きていたのか」などの解釈が行えることで、より物語の考察が深まる
- 「この演出、どうやっているの!?」などの舞台だからこその演出をより楽しむきっかけに
個人的にはミュージカル「テニスの王子様」でのベンチワークは全景映像で必ず確認していただきたいところ!
テニミュのベンチワークはそれこそ、実際の舞台上もマイクに音声さえ入らない状態でのアドリブの演技になるので、全景映像でも充分に堪能出来ちゃいます♡
他の作品でもステージの中央でストーリーが進んでいる傍らでわちゃわちゃしている他のキャラクターの様子を見ることが出来たり…。
作品全体をより楽しむためには全景映像はなくてはならない存在なんです♡
劇場の迫力がダイレクトに伝わってくる
実際の全景映像って、だいたいどれくらいなの?と思われる方のために参考動画を見つけたのでまずはこちらをご覧ください♡
ミュージカル「スタミュ」-3rdシーズン-の全景映像のサンプルになります。
劇場の規模にもよるのですが、これくらいだと若干表情が見えるかな?くらいのレベルですよね。
他にも舞台「刀剣乱舞」で使用されているIHIステージアラウンド東京は360度を使用した舞台。
全面のステージを使用している状態では、全景映像ともなると「辛うじて衣装で誰なのかがわかる」くらいの状態になります。
ただ、スイッチング映像では味わえない劇場の迫力を直に浴びることが出来るのは全景映像に軍配が挙がる大きなポイント。
舞台というのは俳優さんの演技以外にも、その作品の世界観を作り上げるために細かなこだわりが散りばめられていることが多々。
お衣裳や演出、ステージのセットなどなど…数え上げればきりがありません。
観劇時はついついキャストさんに目が行きがちではあるのですが、全景映像ではその世界観を改めて感じることが出来るんです。
全景映像を見る方法
ここまでの内容で「全景映像、ちょっと見てみたくなったかも…!」という方が一人でもいれば嬉しいのですが、最後に全景映像を実際に見る方法も解説をさせていただきます♡
主な楽しみ方は2通り。
- 円盤に収録された特典映像
- 配信(ライブ配信/アーカイブ配信)
2.5次元舞台では特典映像として円盤に収録されているパターンが多々♡
スイッチングと全景で別の円盤での発売…というわけではありませんので、特典でついているのはお得ですよね。
本編を見た後に全景映像を見る…という鑑賞方法がおすすめです♪
改めてストーリーを追うことができる・世界観をより味わって作品の深みへ…!という楽しみ方ができちゃいます。
他にも配信で全景映像を見ることも出来ます。
こちらは円盤とは違い、スイッチング映像と全景映像が別売りになっている場合が殆ど。
DMMTVのようなサブスク配信サイトに登録している方は、見放題に含まれていることもあるので是非チェックしてみてくださいね。
残念ながら見放題の対象ではなかった場合でも、スイッチングを見てみて「この作品大好き!」「この部分はどうなっているんだろう?」ということがあれば、是非全景も購入して見てみるとより作品を楽しむことができるのではないかなと思います。
アーカイブ配信は基本的に単品販売ですが、これから公演が行われる作品のライブ配信ではセット売りでお得になっていることもあります。
ライブ配信の全景とスイッチングって?何が違うの?おすすめは?アーカイブの場合も円盤が発売されるよりも前に作品を見ることができるので「円盤発売まで待てない!」という方には配信がおすすめです。
ライブ配信の場合は、実際に足を運ぶ公演なら是非購入を♡
お話しの流れを事前に確認できますし、推しがどの場面で登場するか事前にわかることで心構えもできますよ。
ただし配信は一個だけ注意点が!
ご注意いただきたいのは、配信は鑑賞の期限があるということ。
閲覧期限は購入先のサイトや購入方法等によって違ってきてしまいます。
「まだ時間あるしいいかな~」と余裕でいたら「あれ?期日が明日まで?!」なんていうハプニングも…。
購入する際は必ずどのような規定になっているかご確認を。
私も「遠征の移動時間でアーカイブを見よう♡」と思って早めに購入した作品が「購入から〇日間」などの予期せぬ期間で焦って睡眠時間を見る羽目になったことが何度かあります。
推しの色々な姿を堪能するため、作品の世界観をより深く味わうためにも是非見ていただきたい全景映像。
より多くの推しの姿を映像に残して欲しい…!という思いに応えてくれる映像でもあります。
これを機に全景映像をチェックされてみてください♡
色んな作品の2.5次元舞台を観たいなら、DMMTVが断然おすすめ♡
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