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アンダースタディとは?舞台の専門用語を解説♡舞台になくてはならない存在

皆さんは「アンダー」もしくは「アンダースタディ」という単語を聞いたことがありますか?

「まだ舞台観劇を趣味にし始めたばかり…」という方にとっては、馴染みのない単語ではないでしょうか。

普段の生活では中々出てくることのない単語でですが、舞台においてはなくてはならない存在なんです♡

作品やキャストさんから入ることの多い2.5次元舞台ですが、舞台という世界は知れば知る程その深さや存在そのものの尊さを感じるものです。

今回はよりディープに舞台沼に浸かっていただくためにも「アンダースタディ」について解説していきます!

 

アンダースタディとは?

早速ですが、アンダースタディの意味をご紹介させていただきます。

アンダースタディとは

簡単に説明すると、代役のこと。

ただし、代役といっても急ごしらえの代役ではないんです。

管理人

急ごしらえじゃない代役…?

代役と聞くと、「トラブルがあった人の代わりに1日で台本を頭に叩き込んで…」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。

アンダースタディは、本来演じる予定のキャストさんが何らかの緊急事態に巻き込まれたり、出演出来なくなるまでのトラブルに備えて稽古の段階から準備している代役なんです。

何事もなく初日の幕を開けて千秋楽を迎える…ということが理想の形ではありますが、何があるのかわからないのがナマモノである舞台。

アンダースタディは表に出ないのが1番良い存在でもあるのですが、舞台を行なう上ではなくてはならない存在というわけなんです。

 

高い技術力を要求されるアンダースタディ

原則表に出ないとはいえ、アンダースタディはいかなる際にも対応できるように準備しておかねばなりません。

とはいえ、舞台のお稽古はあくまでも舞台に立つキャストさんの為におこなうもの。

そのためアンダースタディのためのお稽古というのは存在しないんです。

管理人

通常の舞台ですと、お稽古のないまま舞台に立つなんて考えられませんよね。
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けれども有事の際には舞台に立ち、お客さんに100%の作品をお届けしなければならない…。

かなり高い技術力と即戦力を求められる、それがアンダースタディです。

 

2.5次元舞台におけるアンダースタディ

2.5次元舞台は舞台自体の期間が短く、他の舞台と比べるとかなり短いスパンで回っています。

管理人

2.5次元舞台は公演期間の短い舞台なら10日以内、長い公演でも3か月ほどが一般的ですね。

そのためアンダーがいない作品もしばしば。

ではどうするの?と聞かれますと、過去の事例を挙げれば公演により対応は様々。

2.5次元舞台における代役の対応
  • アンサンブルの方が対応
  • 過去シリーズに出演されていたキャストさんが対応

など…

アンダースタディの方がいても、2.5次元舞台はメイクやウィッグ・お衣装など一般舞台とは異なった様々な要素が絡んできます。

管理人

即日舞台に立つ!というのは中々難しいのが現実。

そのため、アンダースタディがいたとしても数日間の休演は避けられない…というのが実際のところです。

 

2.5次元舞台以外でのアンダースタディ

2.5次元舞台以外ですと、例えば劇団四季はパンフレットにもアンダースタディの方の名前が連ねられています。

管理人

アンダースタディも共に作品を作り上げているという雰囲気が伝わってきますよね♡

宝塚歌劇団はアンダーはいないものの、全ての役に代役が存在しています。

基本的に、パンフレットに連ねられている名前の1つ下の方が代役を玉突きで務められるという方式をとっています。

どちらにしても「劇団」というスタイルをとっているからこそ出来る方式

2.5次元舞台のように様々な事務所からキャストさんが出演している作品となると、全ての作品にアンダースタディをつけるというのは難しいことなのかもしれません…。

 

過酷な現実も

ここまでの流れで、アンダースタディの重要性はお分かりいただけたかと思います。

ところが大切な存在・なくてはならない存在とはいえ、全ての作品にアンダースタディがいるというわけではありません

高い技術力が求められる存在ではあるのですが、実際に舞台に立つキャストさんというわけではありません。

ですので、残念ながらそのお給料事情はかなり厳しいもの…。

過去に何度かSNSを通してアンダー経験者の皆さんが実情を公表なさっておられます。

全てのアンダーがそうというわけではないのですが、いずれの経験談もその過酷さが伝わってきました。

ちょっとくら~いお話をしてしまって申し訳ないのですが、もちろんアンダーから夢を叶えてメインキャストへと羽ばたいていくという所謂シンデレラストーリーも存在します♡

 

以外なあの方も⁈シンデレラストーリー

舞台「刀剣乱舞」にて亀甲貞宗役をつとめられた松井勇歩さん。

実は科白劇にて亀甲を演じられる前に「慈伝 日日の葉よ散るらむ」にてアンダースタディで刀ステカンパニーに入っておられました。

一瞬だけではありますが、円盤のバックステージ映像にもちらっと映っていますので気になる方は是非そちらもあわせてチェックされてみてくださいね♪

松井さん以外にも実はこんな方も…?!というキャストさんも多くいらっしゃいます。

だいたいは「アンダースタディ」もしくは「稽古場代役」という項目があります。

管理人

お手元にあるパンフレットや円盤を眺めていると驚くような発見が見るかるかも♡
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特に数年前のものを掘り出してみると面白いかもしれません♡

そうした名前が掲載されているという形で残る証拠というのは、アンダースタディの方々も一緒に1つの作品を作り上げているというリスペクトがあるからこそ。

アンダースタディの方が表には出なくても、そして出ない方が舞台にとって良いことであったとしても、彼らの存在にリスペクトを忘れてはいけません。

管理人

制作側だけでなく、もちろん舞台を愛する私たちも。

私達が楽しい気持ちで観劇しているその舞台には、私達が知り得ない程大勢のスタッフさん、キャストさんの上で成り立っています。

そのことに改めて感謝しながら見てみると違った感想が芽生えるかもしれません。

是非ともこれを機に、そうした裏事情のことも含めて舞台の尊さを噛みしめながら見てみてください…!

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