これまで「舞台」というジャンルに興味がなかったけど、様々な作品の2.5次元舞台が上演されるようになり足を踏み入れた…という方も多いのではないでしょうか♡
専門用語も多い世界なので、劇場に足を運ぶようになってからも戸惑う機会は多いかもしれませんね。
今回ご紹介するのは、「Wキャスト」!
管理人
「一体どういうものなの?」「なんであるの?」様々な疑問があるかと思います。
今回はそれらの謎にお答えしていくと共に、Wキャストの魅力についてもお伝えしていこうかと思います♡
楽しみ方の参考のひとつになれば嬉しいです♪
目次
そもそもWキャストとは?
「Wキャスト」と書くとなにやら難しい印象ですが、読み方をご紹介すれば意味が分かりやすいかもしれません。
例えば先ほどご紹介した舞台『錦田警部はどろぼうがお好き』は、主演の怪盗ジャック・アンリ巡査役を廣野凌大さんと大崎捺希さんが演じました。
管理人
と、更に混乱してしまった方もいらっしゃるのでは。
Wキャストは、2人のキャストさんが日替わりで行ないます。同じ公演で同時に出演するということは基本的にはありません。
どうしてWキャストをするの?
理由①ロングラン公演
2.5次元舞台の場合、長くても公演期間が3か月ほどの作品が大半ですよね。
そのため2.5次元舞台ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ロングランの作品であればよくあることなんです♡
同じロングラン公演でも理由は様々ですが、よくある理由をいくつかご紹介させていただきます。
- 長期間の公演の場合、忙しいキャストさんたちのスケジュールを全て抑えるのが難しい
- 公演の内容が激しく、全公演出演するということが体力的に難しい
長期間の公演であればあるほど、キャストさんのスケジュール確保が難しくなってしまいます。
管理人
舞台の他にも雑誌やラジオ、更には映像のお仕事など…日々忙しく過ごされている俳優さんたち。
長期間の公演全てに出演するというのが難しいことも…。
そんな時、Wキャストであれば互いの穴を埋めることができるんです♡
そして公演の内容が激しい時も、Wキャストは有効です。
ただでさえ体力を消耗する舞台。キャストさんたちが全身から汗を流しながら演じていらっしゃる姿を目にした経験は少なくないのでは。
特に殺陣やミュージカルであれば喉や身体の酷使が激しく、全ての公演を万全の状態で迎えるのが難しいこともあります。
Wキャストを採用すれば、出演されない間は体調を整えることもできます。
出演する公演に全力で出演することができるんです♡
理由②子役のキャストさん
舞台には、しばしば子役の方も出演されます。
管理人
当然ながら、年齢が下がれば体力やスケジュールの調整も難しくなります…。
管理人
そのため、子役のキャストさんはWキャストになることが多い傾向に。
Wキャストの魅力
さて、様々な理由でWキャストが採用された公演。
ファン目線でも嬉しい魅力がたっぷり詰まっているんです♡
Wキャストとなると、同じキャラクターと言えども俳優さんごとに演じ方やちょっとした所作の違いがありますよね。
管理人
「仕草を見比べてみたい!」「あのシーンの歌の違いがぐっとくる」。
そうなれば1公演では満足出来ずに複数公演観なければ…となるわけで…。公演のお楽しみ要素も倍増します。
作品によってはWキャストのキャラクターが複数いることも。
そうなれば、お楽しみの組み合わせはまさに無限大なんです!
管理人
Wキャストと他の用語の違いは?
さて、ここで湧き上がる疑問がひとつ。
同じようなキャストさんに関する舞台の専門用語に「キャスト変更」というものがあります。
また、一人二役も複数の方が1人のキャラクターを演じるという意味では同じなような気がするけれど…とお思いになるかもしれませんね。
キャスト変更との違い
キャスト変更はその言葉の通り、シリーズ物の作品の途中でキャストさんが変わるというもの。
キャスト変更された方が再び次のシリーズで出演される…ということは稀にありますが、キャスト変更の場合1つの作品には1人のキャストさんしか出演しません。
Wキャストは1つの作品に2人のキャストさんが交代で出演される、というものになりますのでそこが違います。
一人二役との違い
一人二役はWキャストとはまさに正反対のもので、1人のキャストさんが1つの作品で2人のキャラクターを演じる、というもの。
管理人
かなりの体力と精神力が必要とされますが、演出上どうしても必要な事であることも。
同じキャストさんなはずなのにガラッと雰囲気が変わるその変わり身には驚かされます。
Wキャスト以上にあまり2.5次元舞台では見かけないケースですが、採用されている作品があれば是非ともチェックされてみてくださいね♪
魅力溢れる演出
今回ご紹介したWキャスト・キャスト変更・一人二役は、どれも舞台を楽しむことができる特異な演出方法です。
それは私たちファンにとってはもちろん、キャストさんにとっても同じこと。
以前帝国劇場等でご活躍されるキャストさんがインタビューにて「Wキャストについてどう思っているのか」という質問に回答していました。
比較されるので通常のキャスティングよりも緊張する、チケットの売れ行きがいつも以上に気になってしまう。
もちろんWキャストとなると「Aさんはこうやって演じていたシーンがBさんが演じるとこうなっていた!」というような違いも醍醐味のひとつ。
ですが、両者に良いところがありだからこそWキャストが採用されているということはお忘れなきよう!
管理人
コアな楽しみ方もできるWキャスト。
これを機に一つの作品をじっくり味わってみてはいかがでしょうか♡
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