オタ活をしていると一度は聞いたことがあるであろう「出禁」という言葉。
意味を知れば恐ろしいおたく用語のひとつ…。
後ほど解説していきますが、簡単に説明すると「関連する劇場やイベントへ、今後入場できなくなる」というものです。
オタクにとって現地へ足を運べなくなってしまうなんて、考えるだけでも恐ろしいですよね…。
- 一体何をしたら出禁になるのか。
- 出禁になったら一体どうなるのか。
気になることは色々あるかなと思います。
普通の応援の仕方をしていれば無縁ではあるものの、ルールを守らないと言い渡されてしまうのも事実。
このテーマを扱うべきかはずっと悩んでいたのですが、「こんなことになると分かっていたら、あの時ルールを守ったのに…」という人もいるのではないかなと思い。
誰かの「好き」という気持ちが迷惑になってしまわないよう、注意喚起などの意味も込めて書いてみることにしてみました。
今回は知り合いの実体験をもとに、出禁について解説していきます。
目次
前提の条件
今回は知り合いの実体験を踏まえながら解説していきますが、通っている現場の規模感や通っている頻度など…実際に出禁を言い渡されるにあたっては運営や俳優さん側のお気持ちによる部分もあります。
なので「この記事に書いてあるラインを越えなければ必ず大丈夫」というわけではないので、ご注意くださいね。
出禁を言い渡された経験のある知り合いは何人かいるのですが、実際に通っていた現場の規模感や状況は様々です。
- ファンクラブがあったり、俳優さん個人のファンクラブ旅行やファンクラブイベントも何度か開催している規模感
- まだ駆け出しで数人～十数人しかファンがいない俳優さん
などなど…。今回は主に上記いずれかの規模の方の話だと思っていただければ…！
どうやったら出禁になるの？
出禁になった知り合いは色んな理由がありますが、共通して言えることは「あなたが今後もファンでいると、今後の活動に支障をきたす」ということ。
具体的な内容を、いくつか挙げていきますね。
- 撮影・録音の禁止ルールの違反
- チケット転売
- ルールやマナーの無視
- スタッフや出演者、他のファンへの過度の接触や嫌がらせ
一つの理由が強烈だったり、いくつかの理由がイエローカードのように積み重なりレッドカードになった…など状況は様々。
ここではいくつか例をお伝えしていきます。
撮影・録音の禁止ルールの違反
劇場でも公演が始まる前にアナウンスされている、「撮影・録音の禁止」。
当たり前ですが公演中の撮影・録音はどの作品でも厳しく禁止されています。
後々説明するルールやマナーの無視にも繋がる内容ですが、 現場での撮影や録音が禁止されているにも関わらず、これを無視して行う行為も出禁の理由となり得ます。
映画館でも映画泥棒の案内が上映前になされているのと同じで、犯罪行為と言っても過言ではないこと。
「どうしても推しの姿を後からでも見返したい…！」という方は、パンフレットの購入や円盤の購入を。
「円盤が出るまで半年以上かかってしまうから待てない。」そんな方も、アーカイブ配信ならあまり待たずに販売されますよ♡
【完全保存版】2.5次元舞台のライブ配信とは？どうやって見るの？
また、最近では本公演が終わった後に撮影タイムのある作品も！
その場合は舞台上の俳優さん方から「ここからは撮影OKだよ」などのアナウンスがありますので、思う存分推しの勇姿を写真に収めましょう♡
撮影可の時間がある公演でも、
- 許可されたタイミング以外での撮影は禁止
- 撮影できる方法(スマホのみや動画はNGなど)
等のルールはあります。
これらのルールは必ず守りましょうね。
チケット転売
チケットを不正に入手したり転売目的で買い占めたりする行為も、公平なチケット販売を妨げるため、禁止されているルールのひとつ。
転売についてはほかのジャンルも含めれば逮捕者のニュースを見かけることもあり、明確な犯罪行為のひとつです。
公演の出入り禁止だけでなく、肌感ではあるもののプレイガイドそのもので当選しなくなる確率が高くなることも。
私の知り合いの実体験で言えば、身分証確認のある公演チケットを他人に譲った子が入場を断られ、その後の公演も一切当選したくなった…ということが。
「当選しない」というのはたまたまのことかもしれませんが、当たらないことへ身に覚えがあるのとないのでは気持ちの面でも変わってきますよね。
ルールやマナーの無視
ルールやマナーと一言で言っても、会場での立ち振る舞いや俳優さんに対する態度など…多岐に渡ります。
個人的に1番出禁に繋がった理由として多く耳にするパターンは入待ち・出待ちです。
多くの作品はこうして公式から 入待ち・出待ちを禁止している旨のアナウンスが出されています。
それって何？という方は、こちらの記事を参考になさってくださいね♡
【初心者ガイド】入り待ち・出待ちとは？2.5次元舞台では禁止行為。理由も解説♡
入待ち・出待ちは俳優さん方に迷惑となるだけでなく、劇場によっては入待ち・出待ちのファンがいることにより周辺店舗等からクレームが来たり、警察沙汰になったり…と今後の会場運営に差し障る場合も。
私の知人でも、実際に出待ちが原因で出禁措置となった子がいます。
出待ち行為をしている際にクレームが入ったことから警察沙汰となり、俳優さん自体が劇場の出入禁止措置に。
キャスト発表はされていなかったものの、その後に当該劇場で出演予定だった公演等もあったようでキャスト交代の大事に。知人も出禁となりました。
その後の活動を拝見する限り俳優さんは劇場出禁が解除されていますが、ファン側の出禁は数年以上経った現在も解除されていません。
自分自身が出禁となるだけでなく、推しにも多大な迷惑が掛かっている最悪のパターン…。
あってはならないことですよね。
上記の入待・出待でもあったように、会場付近での迷惑行為というのはファン一人単位の出禁だけでなく、俳優さんや、公演作品・運営会社の会場出禁にも繋がります。
大好きな作品の存続にも繋がること。
観劇やイベントは楽しいですからついついテンションが上がってしまうのはとてもよくわかりますが、会場によっては近辺に普通に生活をしていらっしゃる方がいます。
他にも多くの会場近辺にはカフェやレストラン・コンビニなど、幕間や開場前に利用するスポットがありますよね。
これらの場所は、その日に観劇を行う方だけでなく一般の方ももちろん使用する場所。
劇場の周りでたむろしたり、騒ぎ立てたり、 大きな声を出す、走り回る、荷物を広げる、ゴミを捨てる…等々。
普段生活をしているとそんなことしませんよね。また、普段生活している際にそんな方を見かけたら「迷惑だなぁ、嫌だなぁ」とネガティブな気持ちになるはずです。
ついつい楽しかったり、観劇という非日常で気が大きくなってしまうこともあるかもしれません。
ですが、絶対にそのような迷惑行為はNGですので同行者も含めてお互いに気を付けると良いかと思います。
劇場やその周辺でのマナー違反はもちろん、SNSなどのような公演以外の場面でのマナー違反も出禁に繋がる可能性があります。
- 過激な発言…推しや他のファンに対して攻撃的な言葉を使う
- ネガティブな発言…推しやその活動に対する否定的なコメントを頻繁に投稿する
- 他のファンとのトラブル…他のファンとSNS上で喧嘩や口論をする
- 誹謗中傷…推しや他のファンに対して誹謗中傷を行う
などなど…。
推し本人はもちろん、他のファンや共演者さんなどへのマナー違反も対象になります。
SNSでのマナー違反は、出禁になるだけではなく演者さんのメンタルにも関わってくる問題。
相手の反応が目で見えない分気が大きくなってしまう人や、自分の行動が相手にどれほどの影響を与えるかを理解せず安易に発言してしまう人もいるかもしれません。
特にSNSは多くの人が見る場所。一つの不適切な発言が多くの人に悪影響を与える可能性があります。
私も実際に他のファンの方からの「過激な発言・誹謗中傷」で悩まされた一人。
私が昔応援していた俳優さんでも、オープンアカウントで他のファンの子たちに対してSNS上で過激な発言や誹謗中傷を繰り返している人がいました。
やがてエスカレートして行き、共演した他の俳優さんのファンに対しても過激な発言を行ったり、鍵アカウント内で同じ俳優さんのファンの盗撮を載せて誹謗中傷を行うようになっていたようです。
具体的な誹謗中傷内容は公開されていませんが、あまりにも目に余る発言が多くなったようで、鍵アカウントを知っている彼女の友人から事務所へ通報→内容が酷すぎたため、出禁まではいかないものの「次で…」というイエローカード状態となった方がいました。
中には同担拒否という方もおられるかもしれません。
「全てのファンと仲良く」とは決して言いませんが、自分が同担拒否をしているからと言ってそれを嫌がらせという行為で表わして良い免罪符にはなりません。
聞こえると明らかにわかる距離で悪口を言う・SNSでの攻撃・相手が不利になるような嘘の噂を流す…。
どれもかなり幼稚ですし、明らかな悪意しか感じませんよね。
また、そういった行為をされて頭を悩ませているという方は是非キャストさんの事務所に相談しましょう。
「私一人が我慢すれば…」という方もいるかもしれませんが、その行為を受けているのがあなただけではない可能性が高いです。
スタッフや出演者、他のファンへの過度の接触や嫌がらせ
上記のように俳優さんご本人に対してだけでなく、俳優さんに関わる他の方への行為も場合によっては出禁に繋がります。
- スタッフさん
- 共演者さん
- 他のファン(同担/他担含む)
ストーキング行為や先ほどのような暴言・脅迫行為はもちろん、不適切な写真撮影やスタッフの言う事を無視するなど。
例えばスタッフの言う事を無視するなどの行為は1度でも違反すれば「はい、出禁です！」となるわけではありませんが、 故意に何度も注意されても尚続けている場合は…。
出禁になったらどうなるの？
ここまで出禁になる理由を紹介してきましたが、このあたりで気になってくるのが「実際に出禁になったらどうなるの？」ということ。
知人の際の流れになってしまいますが、実際にどんな流れだったのかを紹介していきます。
出禁の通達
理由が色々あるように、一言で出禁の通達…と言っても状況も様々なケースが想定されます。
- 「イエローカード」の案内がある場合
- 情状酌量の余地がなく一発出禁
そのためすべてのケースで同じ対応が…というわけではありませんが、知人の場合は俳優さんの事務所スタッフさんから直接「あなたは今後●●と関わらないでください、関連イベントや公演には来場をお断りします」という通達がありました。
知人の場合、その場で接触禁止誓約書への署名も求められたようです。
接触禁止誓約書への署名
スタッフから出禁の理由を説明された上で、接触禁止誓約書に署名を求められます。
トラブルとなった俳優さんへの接触を禁じるもので、違反した場合の対応についても明記があったようです。
私の知っている内容では、推し俳優が出禁になった際、その方本人が出ていなくても、同じ事務所に所属している俳優さんすべてに関連する公演及びイベントで出入りを禁止された人もいます。
FC強制退会
接触禁止、は現場への出入り等はもちろん、SNSやファンクラブも範囲が及んでいたようです。
署名を行った際にファンクラブの会員資格も失い、再入会についても禁止されていました。
公演抽選が当選しなくなる
ファンクラブ限定のチケットは応募資格がないため当然なのですが、所属事務所が管理する先行やチケット抽選には、一般先行だったとしても当選がしなくなっていました。
それでも劇場に行ったら、どうなるの？
「抽選に当たらなくても、正直不正入手を行ったチケットで入れるんでは？」
「署名をしたところで、こっそり来ちゃうのでは？」
私もそう心配していたのですが、実際に前述の出待ちが理由で出禁となったファンが俳優さんの事務所イベントに来場した際、着席までしたようですが開演前にスタッフさんにお声かけをされていました。
- 出禁措置の前から迷惑行為でちょっとした有名ファンだったこと
- 理由が理由だったので、ファンの間では出禁措置が知れ渡っていたこと
ということもあってか、事務所スタッフが気が付かなくても複数の他のファンから通報があったようです。
その後も何度か来場を試みたようですが、その度に入場を止められたようです。
感謝の気持ちを忘れずに、節度ある推し活を
ここまでまるで脅すような注意事項ばかりでしたが、普通に応援をしていればそうそう出禁なんてことにはなりません。
とは言え、公共の場での活動がメインとなりますので節度のある行動を取ることが求められます。
推し活はあくまでも趣味のひとつ。
ただ、私たちにとっては趣味でも、俳優さんにとっては自身の生計を支える仕事ですし、俳優さんによっては事務所スタッフ全員・事務所の後輩俳優さん方の人生にも影響を及ぼす責任ある職業です。
ぜひこのことを心に留めて、感謝の気持ちを忘れずに、これからも楽しく節度を守った推し活を続けていきましょう♡
色んな作品の2.5次元舞台を観たいなら、DMMTVが断然おすすめ♡
DMMTVは色んな作品の2.5次元舞台やミュージカルはもちろん、原作のアニメなど…ジャンルを問わず様々な作品が楽しめます。
- 初回登録は30日間無料
- 継続利用で最大３か月分のDMMポイント(550pt)付与
同じDMMさんではライブ配信以外にもスクラッチなど2.5次元舞台を楽しむ上では欠かせないサービスもたくさんあるので、是非チェックしてみてくださいね♡
