【初心者ガイド】入り待ち・出待ちとは？2.5次元舞台では禁止行為。理由も解説♡

刀ステやエーステ、テニミュなど…漫画やゲームを原作とする2.5次元舞台。

自分の推しが2.5次元化すると聞いて喜び反面不安な気持ちのファンの方も多いかと思います。

いざ舞台を観て気になる俳優さんができたり、とても素敵な作品だったのでこの気持ちを是非とも伝えたい！そんなことありませんか？

舞台を観た高揚感であったり、その時リアルに感じた感想って素敵ですし推しにも伝えたくなるものです。

直接推しに伝えたいから観劇後に楽屋口や劇場近くや駅で待って…って、ちょっと待ってください！

基本的に2.5次元舞台では入り待ち出待ちと呼ばれる行為の一切が禁止されています。

【お願い】劇場周辺・最寄り駅、並びにホテル等での「入り待ち」「出待ち」等の行為は一切禁止とさせていただきます。他のお客様、近隣の方々へのご迷惑となりますので一切お止めくださいます様お願い致します。出演者全員が千秋楽まで万全の状態で臨む為に､何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます｡
— 舞台『刀剣乱舞』公式 (@stage_touken) December 22, 2017

「でも入り待ち出待ちしてる舞台もあるよね…？」「お笑い芸人さんや宝塚の入り待ち出待ちのエピソード、よく聞くんだけど…」と思われる方もおられるかもしれません。

今回は2.5次元舞台での入り待ち出待ちについてご説明させていただきます。

しっかりと公式やキャストさん達の事務所から出ている文書に目を通して、皆さんにとってもキャストさん達にとっても気持ちの良い観劇ライフを送りましょう♪

そもそも入り待ち、出待ちとは？

そもそも入り待ち出待ちってどんな行為のことを指すの？と思われる方のために、ざっとではありますがご説明致します。

入り待ち出待ちとは、芸能人やスポーツ選手などの有名人が、劇場やスタジオなどパフォーマンスを行う会場に入ったり出たりする際にその近くでファンが待ち伏せをする行為のことを言います。

多くの場合は手紙やプレゼントを渡したりサインを求めるために駆けつける方が多く、その行為が実際に本人により公認されている場があることも事実です。

実際、TVのニュースでも帰国されたスポーツ選手を一目見ようと空港に駆けつけたり合宿所へ行ってサインをもらっているファンを見かけたことがある方もおられるかと思います。

あまり舞台を観たことがない方でも、宝塚歌劇団と聞けば入り待ち出待ちが凄いらしいということを聞いたことがあるかもしれません。

宝塚歌劇団は劇団公式では特に何もありませんが、劇団員本人により入り待ち出待ちが許されており個人のファンクラブに入会すれば入り待ち出待ちのご案内がくることもあります。

しかしそれも本来は無秩序に劇団員にファンが詰め寄らないためにつくられたものであり、明文化はされていませんが多くの規約の上で成り立っているものになります。

他にも東宝ミュージカルに出演されるキャストさんの中には入り待ち出待ちを公認されている方もおられます。

お手紙や差し入れを受け取っておられる方もおられ、宝塚歌劇団程ではないですがこちらにも明文化はされていないにせよマナーはあります。

大抵の場合は本人や事務所から各々公演毎に案内が出ておりますので必ず確認が必要になります。

2.5次元舞台での入り待ち、出待ちとは？

宝塚歌劇団や東宝ミュージカルでの入り待ち出待ちについて軽く触れてきましたが、2.5次元舞台ではどうなの？と思われる方は是非MANKAI STAGE「A3!」から出されているこちらの動画をご覧ください。

いくつかの注意事項が出されていますが最後にはっきりと「キャストへの「入り待ち」「出待ち」「待ち伏せ」「追いかけ」等や撮影はお断りします」と明記されていたかと思います。

エーステ以外の公演でも、公式サイト内に記載されている「注意書き」などを読むと、大体の公演では入り待ち・出待ち行為の禁止が明記されています。

管理人

「気持ちを伝えたい…！」という気持ちは分かりますが、絶対にやめましょうね。

どうして禁止されているの？

これまでいくつかあげた例とは異なり、入り待ち・出待ちの禁止が明文化されている2.5次元舞台。

何故禁止されているのか、その理由として考えられるものをいくつか挙げていきます。

キャストさんが万全な状態で公演に挑むため

先ほどご紹介した動画内で田口涼さん演じる松川伊助もご説明なさっていますが、キャストさんが万全な状態で公演に挑むことができるようにするためが一つにあげられます。

宝塚歌劇団や東宝ミュージカルでは出来ていたのに何で2.5次元舞台ではダメなの？と思われるかもしれません。

宝塚歌劇団や東宝ミュージカルでは多くの場合、個々人にファンクラブがあり、現代に至るまでの間その規約を大多数のファンの皆さんがしっかりと守ってきたからというお互いの信頼があるからこそ入り待ち出待ちという制度が成り立っています。

大前提としてですが、観劇は入り待ち出待ちがメインではなく公演がメインです。

宝塚歌劇団にせよ東宝ミュージカルにせよ入り待ち出待ちがOKなら行こうかな♪と安易な気持ちでされるのは絶対におすすめしません。

2.5次元舞台のキャストさん達もその日のために沢山努力を重ねられて舞台に立っています。

入り待ち出待ちがしたくて行く、というはそのキャストさん達の努力を踏みにじる行為にも当たります。

迷惑行為にあたる

次に明確に公式から禁止されていることからも分かる通り、禁止されている行為をはたらくというのは、迷惑行為になるからです。

俳優さんの事務所からもですが、公演公式からも禁止されているのにも関わらず入り待ち出待ちをした場合、最悪次回作のキャスティングにも影響する恐れがあります。

たった1人でも禁止されている入り待ち出待ちをすることにより、あの作品にはマナー違反をするファンがいると思われますし、公式からもあの俳優のファンはマナー違反をすると思われる可能性があると思われてしまうことです。

今日は「#マリー・アントワネット」
#御園座公演初日です🇫🇷
ご来場の皆様、お気をつけてお越し下さい！
なお、御園座の規定により入り出待ち行為は禁止となっております。
本人へのお手紙等に関しましては研音までお送りいただくか、劇場スタッフ様にお渡しいただきますようご協力お願い致します。 pic.twitter.com/ayZjRVQzmu
— 古川雄大スタッフ（公式） (@furukawa_staff) December 10, 2018

会場によっては、会場規定にも明確に「入り出待ち行為の禁止」が設けられている場合もあります。

そういった会場の場合、どれだけ大盛況の公演でも「次回からその作品の公演はNG」と会場からの公演NGが出てしまう場合もあります。

せっかく良い作品なのに、公演できる会場がないため次回作を上演できない…なんてことになったら悲しいですよね。

住宅地に近い会場やオフィス街など、会場によっては入り待ち・出待ち中のファンの声によりクレームが入り、会場自体の存続に繋がります。

管理人

2.5次元舞台ではありませんが管理人も、実際に近隣の苦情により警察沙汰となった公演や会場NGが出てしまったキャストを目の当たりにしています。

最悪の場合、出禁になる可能性も

キャストさん達の仕事はあくまでもステージの上で演技を魅せることにあります。

入り待ち出待ちは謂わばサービス残業とも言えるわけです。サービス残業を強いられて嬉しいと感じる方はかなり稀です。

そんなサービス残業という苦行を強いてくる存在を良しとは中々思えません。

しかしキャストさん達にとって、入り待ち出待ちをしている方も自分のファンということで蔑ろには扱えないという事もあるかと思います。

ですから表面上対応してくれたとしても、キャストさんに嫌われてしまう原因にもなります。

管理人

嫌われるために入り出待ちをする方はいませんよね。アピールした気持ちは正規な方法で伝えましょう。

キャストさんに嫌われてしまうだけでなく、事務所や公式から出禁になる可能性もあるということは知っておいてください。

管理人

ちなみに出禁となった場合は、チケットを持っていたとしても公演に入れなくなります。

この気持ちを伝えるにはどうすれば？

入り待ち出待ちに関しては禁止という風にお伝えしましたが、ではどうやってこの気持ちを伝えたら良いのでしょうか？

以前にもご紹介しましたが、1番おすすめなのはお手紙を送ることです！

公演期間中であればプレゼントボックスというものが劇場に備えられていることが多く、手紙を書いてすぐに預けることができますよ♪

【ヒーロー達へのプレゼント】Gロッソのホットドッグスタンド側出入口に、プレゼントBOXを設置しております。必ず宛名が外から分かるようにしていただきますようお願いします！（きちんと皆様の想いを届けたいので！！）※生もの系の食べ物・生花・こわれ物・高額なプレゼントはお預かりできません。 pic.twitter.com/k9hCCwck5N
— シアターGロッソ【公式】 (@at_raku_grosso) February 23, 2019

キャストさん達も度々受け取った手紙やプレゼントについて感謝の気持ちを述べておられることからも、喜ばれていることがわかるかと思います。

手紙は形に残りますし、入り待ち出待ちをせずとも正規ルートで渡すことが可能です。