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【刀ステ感想と考察】舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰で、各々の真実と向き合ってみて

これまで作品毎に感想を書いてきた刀ステシリーズ。

舞台『刀剣乱舞』に大きな区切りをつけるとしたら、今回感想を書くこの悲伝ではないかと思います。

出演されているキャストさん達も第1章の集大成というような表現をされておられましたし、正にその言葉に偽りはない物語でした。

 

メインビジュアルには今作に出演されているキャストさんだけでなく、これまでの刀ステシリーズに出演されたキャストさん達が全員うっすらと映し出されています。

管理人
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そのことからも、初日の幕が上がる前から「何かあるのでは…?」と心を構えていた方も多いのでは。

観る前からこちら側の心を抉るような雰囲気が漂っていた悲伝。

2018年に上演されてから数年が経った今、改めて感想を書いていこうと思います♡

管理人
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ちなみに、刀ステシリーズって?という方は下記記事から先に読んでみてくださいね♡

なお、本記事中には他の刀ステシリーズを含めがっつりネタバレを含んでいます。

【刀ステ】舞台「刀剣乱舞」の魅力とは?世界感の味わい方をご紹介!

 

あらすじ

感想を書く前に、公式サイトに掲載されているあらすじをご紹介します。

本丸にも、今や多くの仲間たちが増えていた。

ある日、永禄八年 永禄の変へ出陣する刀剣男士たち。

戦国の世では、室町幕府第十三代・征夷大将軍 足利義輝が三好義重・松永久通らの手によって最期の時を迎えようとしていた。

一方、刀剣男士たちの歴史を守る戦いは激化の一途をたどっていた。

出陣に次ぐ出陣。

終わりの見えぬ戦い。

本丸の仲間も増えたとはいえ、刀剣男士たちは徐々に疲弊を色濃くしていく。

山姥切国広はとある出陣先で、《正体不明の敵》と出会う。

それはあらゆる時代に現れ、まるで刀剣男士と対等に戦うチカラを得るために経験を積み重ねているように思えた。

「ぼくは……よしてるさまを……しなせやしない……」

その敵と対峙した三日月宗近が取った行動とは―――――――

あらすじ – 舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰

 

物語のはじまり

戦闘シーンからではなく、アンサンブルによる回想から入っていった悲伝。

管理人
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今までにはなかった演出で、幕が上がった瞬間から改めてこれまでとの違いを感じました。

それまでの刀ステのはじまり
  • 虚伝…丸目聖人さん演じる森蘭丸と、窪寺昭さん演じる明智光秀との対峙から
  • 義伝…関ヶ原の合戦から
  • ジョ伝…北川尚弥さん演じる骨喰藤四郎が、時間遡行軍に追い詰められるシーンから

いきなりの戦闘ではなく、印象としてはしんみりとした始まり方だな、と思います。

 

中河内雅貴さん演じる足利義輝と鈴木拡樹さん演じる三日月宗近との戦い。

悲伝の公演そのものが、繰り返されていた円環の中の話であったと考えられます。

 

つまり義輝が見た「繰り返し己が殺される記憶」は、千秋楽に至るまでの公演を指しているのではないかと思いました。

管理人
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でも、ここで本気で驚いていた三日月。

「この公演自体が繰り返される円環の中」であると同時に、これが毎度千秋楽のように「最後の時の中」であったという仮定が通れば…。

あの表情にも納得がいくかと思います。

 

心の癒しとなる日替わりは健在、だが辛辣な対比も

悲しみに包まれた物語であるが故に、全体的には暗い雰囲気な悲伝。

ですが!相変わらず客席をクスッとさせてくれるような日替わりシーンもきちんと用意されています。

管理人
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重い物語の中での、貴重な心の癒し…。

 

そんな唯一と言っても良いような楽しげなシーンの後にくる、東啓介さん演じる燭台切光忠の心の内と和田琢磨さん演じる歌仙兼定が発する辛辣な現実の対比。

日替わりのほのぼのとした楽しい雰囲気がありつつも、時間遡行軍と戦う日々に追われている環境にあるのだと思い出させられるものでもありました。

 

管理人
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配信版には入っていないものの、円盤では日替わり映像が収録されています。

重たい本編の鑑賞後に見ると良いお口直しに…!

 

目まぐるしい戦いの数々

度重なる出陣。

シリーズ通してのファンにとっては「今作には出演されていないキャストさん達も確かにこの本丸には存在している 」という嬉しい演出ではありました。

ですが本丸の刀剣男士達のことを思うと辛いシーンでもありましたね。

 

初めに登場する池田屋。

ゲーム内での池田屋マップ

夜戦のため、基本的には短刀と打刀しか使えない戦場

舞台では荒牧慶彦さん演じる山姥切国広、歌仙、小夜左文字、同田貫正国、太鼓鐘貞宗、大倶利伽羅の6振。

短刀と打刀の上、割と初期からこの本丸にある刀たちでの部隊編成でした。

管理人
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ですから、レベルも高いということが伺える采配ですね。

 

対する桶狭間では、鶯丸、大包平、山伏国広、宗三左文字、江雪左文字の6振の部隊。

山伏が隊長とのことですので、これが第2部隊にあたるのかな?と思います。

管理人
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ゲーム内では、第2部隊は主に遠征部隊とも考えられます。

ですが、悲伝上演時にゲーム内で桶狭間は遠征にはなかったはず…?

 

「時間遡行軍の激化により手入れ部屋が混んでいる」とこの後の軍議で議題に挙がっていました。

その兼ね合いで部隊の刀剣を毎回変えているということでしょうか?

そうなるとゲームの構造上第1部隊の部隊長が近侍になるわけですからややこしいのですが…。

その設定は舞台にはないと考えるのが筋でしょう。

 

本能寺の変で出陣しているのは健人さん演じる鶴丸国永、大般若長光、骨喰藤四郎、薬研藤四郎、博多藤四郎、日本号の6振からなる部隊。

管理人
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これは虚伝でもあった戦ですね。

【感想・レポ】舞台「刀剣乱舞」虚伝 燃ゆる本能寺を観劇してみた

刀ステ本丸とは切っても切れない本能寺の変。

そこで今後のストーリーの鍵ともなるシーンが組み込まれていたのは、やはりシリーズ最初の作品の記念すべき時代であるからかもしれません。

 

最後の大坂夏の陣では三日月、燭台切、小烏丸、一期一振、鯰尾藤四郎、ソハヤノツルキの6振の部隊。

目まぐるしい出陣の様子は迫ってくるものがあり、この本丸は確かにどこかに存在しているのだと感じさせてくれるものがありました。

 

厳しい戦況が伺える、これまでとは違う軍議

刀ステと言えば軍議

管理人
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そうイメージするのは、私だけではないはず…!

ですが今回の軍議は存外まじめに軍議をしていて寂しかったのも、きっと私だけではないはずです。

これまでにない位、きちんとした軍議が行われておりました。それ程までに戦況は厳しいということでしょう。

管理人
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状況の深刻さがより一層伝わってくるシーンでしたね。

 

そんな中でも唯一ほんわかしたのは、軍議後♡

燭台切を心配する歌仙がそわそわしている姿がとても愛らしく、緊張感のある舞台だからこそ心の潤いとなりました。

小夜に対しても兄貴風をふかそうとしていた歌仙。

ですがどちらにせよあまり上手くいっていないのは和田さんの演じる歌仙らしく、その後のシリーズにも繋がってくる部分なのかもしれません。

 

心ここに非ずと書いて悲しいと説く

本来の「悲」という文字の成り立ち

  • 非…人が互いに背いている姿
  • 心…心臓の象徴

背いて離れていき、心が引きちぎられるという意味から成り立ったもの。

※諸説あります。

管理人
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ですがそれを本作では、「心ここに非ずと書いて悲しい」と説きました。

鶴丸の言ったことはあくまで言葉遊びのようなモノですが、その考え方もおもしろいと思います。

現にこの作品において悲しい思いを抱いた刀剣たちは皆、心ここに非ずでしたから…。

 

これほどまでに心が痛くなるような戦闘シーンが、かつて刀ステにあっただろうか…と頭を抱えたくなるレベルの今回の作品。

各々が全力で本丸を、主を、歴史を守るために尽くしている姿には手に汗握るものがありました。

 

いつもは飄々としているような刀剣男士も、この時ばかりは切羽詰まっている様子。

管理人
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正に非常事態であるということが伝わってきます。

特に鶴丸が燭台切に対してかけた一言には、2振の関係性が表れている気がしてぐっと胸が熱くなりました。

互いを信じ、その信頼を互いに感じているからこその一言。

自分もいっぱいいっぱいだからこそ相手に手を貸すわけではありませんが、たったその一言でまだやれると信じてくれている、そして信じられている。

 

そして元の主の1人である義輝と三日月との対峙。

三日月の台詞は、これまでのシリーズの中では見せたことのない心の内を吐露するような…見方によっては感情的な人間味のある姿がとても印象的でした。

三日月の中に義輝を守ることができなかった後悔は、やはりあったのではないだろうか…そう予想できました。

 

それぞれの中の三日月宗近

ストーリーの後半では三日月への対応で揉める刀剣男士達。

それぞれの中の三日月宗近への想いを知ることができるシーンという意味では胸熱だったのではないでしょうか?

過去作品に出演していた刀剣男士達とこの悲伝での言動は、各々にかなりの成長を感じることができたシーンでもあります。

管理人
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この本丸の中での時の流れも感じることができた場面でもありますね。

 

シリーズものだからこそそれぞれのキャラクター自体の成長を観ることもできますし、そんな繊細な違いをキャストさん達が演じてくださるところも楽しみの一つ。

数年経った今、今回のように再び過去作を観返すことで様々な発見を得られました。

管理人
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ここからは登場する男士たちの感想を書いていこうと思います♡

 

それぞれのキャストさんの感想

 

三日月宗近役 鈴木拡樹さん

三日月宗近

鈴木拡樹さん演じる三日月宗近は、正に刀ステシリーズの要とも言えますよね。

特にこの悲伝ではキーパーソンでもある重要な役どころを担われています。

 

鈴木さんの演じる三日月と言えば …
  • 飄々としていて掴みどころがない
  • けれども戦となれば頼りになり過ぎる
  • なにかと本丸を、そして山姥切国広のことを気にかけている

これまでのシリーズで立てられまくっていたフラグを見事に回収していく本作。

管理人
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三日月目線で観ていくととにかく辛い…!!

 

注目したいのはやはり、鈴木さんが得意とする細かな表情

鈴木さんの演技と三日月宗近の役柄がとにかくマッチし過ぎていて、物語が進むにつれ他の刀剣男士達とのやり取りが切なくてたまりませんでした。

だからこそラストシーンは救いでもあり、前の登場シーンとの落差に薄ら寒さすら感じてしまったのは…鈴木さんだからこそなせる技かと思います。

 

山姥切国広役 荒牧慶彦さん

山姥切国広

山姥切国広役の荒牧慶彦さんも、刀ステを語る上では欠かせない存在ですよね。

これまでも散々試練を乗り越えて来た山姥切ですが、これまでとは比にならないくらいの大試練が押し寄せてきます。

その壁に直面した時の山姥切の悲しさ、辛さ、やるせなさ…。

管理人
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想像するといてもたってもいられない…そんな感覚に襲われます。

 

これまでの刀ステシリーズで三日月と、誰よりも共に戦ってきた山姥切

だからこそ今回の三日月の言動には誰よりも深い悲しみを感じたはず…。

最後、そして最期の三日月と山姥切の選択と結末は瞬き厳禁で見届けたいところ。

管理人
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普段は特典映像はそんなに見ないなぁ…という方も 、この悲伝に関しては絶対に絶対に、見てほしい。

 

骨喰藤四郎役 三津谷亮さん

骨喰藤四郎

シリーズを通して見ておられている方であれば「あれ?」となったかもしれません。

刀ステの骨喰藤四郎
  • 外伝、ジョ伝…北川尚弥さん
  • 悲伝…三津谷亮さん

そう、骨喰役を演じていらっしゃる俳優さんは二人いらっしゃるんです。

 

通常の作品であれば、キャスト変更はスケジュール等やむを得ない事情で行われます。

ですが刀ステにおいてのキャスト変更というのはそれとは違い、シリーズでのストーリー構成上予定されたキャスト変更なんです。

管理人
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つまり、北川さん演じる骨喰と三津谷さん演じる骨喰は別個体の刀剣男士

個人的な感想ではありますが北川さんの骨喰は儚さがあり、三津谷さんの骨喰は可愛らしさがあるといった違いがあるかなと思います。

 

始終三日月のことを心配し、そして誰よりも信じていたのは他でもない骨喰。

眼差しには不安も覗えましたが、なによりも三日月の事を想っていることが伝わってきました。

 

そして注目したいのは殺陣♡

三津谷さん持ち前の身体能力から繰り広げられる殺陣は、可愛らしさとのギャップにぐっと引き込まれます。

管理人
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極上といっても過言ではない、しなやかな殺陣…!

 

不動行光役 椎名鯛造さん

不動行光

虚伝以来久々の出演となった、不動行光役の椎名鯛造さん。

虚伝での不動行光

原作でもリリースされたばかりの刀剣男士。

この本丸の中でも顕現されたばかりという設定だったため、練度も低く度々他の刀剣男士達に助けられている様子が度々見られました。

 

今回の悲伝では虚伝の頃からでは考えられないほど、練度的にも精神的にも大成長を遂げた不動。

本丸史上最大のピンチでしかないシーンでの再登場は、かっこよさしかなくて震えました。

管理人
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虚伝のまだまだ不安定でわがまま放題な可愛い不動のイメージから本作の不動を見たら、きっと泣いてしまうことと思います…。

 

特に注目したいのは三日月への想いを吐露するシーン。

「顕現してすぐの頃から自分を可愛がってくれていた三日月」という存在が不動の中では大切な存在としてあるんだな…ということが伝わってきて胸がいっぱいになりました。

そして注目したいところはもう一つ!短刀と言えば軽い身のこなしの殺陣も気になるところ。

 

高い身体能力がある椎名さんだからこそ出来た演技が随所で観られます。

アクロバティックな殺陣が得意な椎名さんの短刀としての身のこなしは必見です♪

 

へし切長谷部役 和田雅成さん

へし切長谷部

和田雅成さん演じるへし切長谷部。

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刀ステの長谷部と言えば…そう、おはぎ!

シリアス要素が強すぎる悲伝ではそういうシーンはないかなぁ…と思っていましたが、期待を裏切る登場はシリーズファンにとっては嬉しい誤算♡

 

他の刀剣男士達と比べると長谷部にとっての本丸・仲間・そして主命の優先順位は割とはっきりとしています。

それが一見冷徹にも感じてしまうこともあるかもしれませんが、何故そうなったのかという理由が伺えるシーンも今作にはあり…。

管理人
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「だからこその判断」に、胸がギュッとなってしまう場面も。

長谷部目線に立って考えてみると、また違った見解も生まれてきます。

 

歌仙兼定役 和田琢磨さん

歌仙兼定

歌仙兼定を演じる和田琢磨さん。

「W和田」出演作ということで、和田雅成さんと和田琢磨さんとのやり取りがTwitterやバックステージ映像で垣間見れました。

管理人
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個人的に実は一番印象に残っていることでもあり、辛い公演内容に対する心の休息でもありました。

 

厨でのシーンは、悲伝では数少ないお笑い要素のある場面となっていました。

真面目な歌仙が毎度燭台切光忠の言動に戸惑っている姿が微笑ましくてたまりませんでした♡

先に触れたとおり、その後に続く会話での表情も注目したいポイント。

この後におこる本丸のでの事件の現実味が帯びていて緩いところは緩く、しめるところはしめるといった和田さんの演技力に舌を巻いてしまいました。

 

鶴丸国永役 健人さん

鶴丸国永

これまでのシリーズでも度々三日月と絡みのあった健人さん演じる鶴丸国永。

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登場している刀剣男士の中でも古い刀だったりと、舞台上でのストーリー以外にも共通点がありますよね。

「驚かせる」ことと「驚く」ことにとにかく拘っていた鶴丸。

そんな彼が事の顛末を知り驚きつつも何とも言えぬ悲しい表情を浮かばせている姿には、観ているこちらも辛いものがありました。

タイトルにもある「悲」という文字について語っていた鶴丸。もしかしてこの後におこる事件を感じ取っていたのだろうか…なんていう推測もしてしまいます。

管理人
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真相は演出家の末満さんのみぞ知る… 。

 

燭台切光忠役 東啓介さん

燭台切光忠

虚伝から出演歴のある燭台切光忠役の東啓介さん。

今作ではある意味悲伝の中での大きなターニングポイントとも言えるシーンに関わっている重要な役どころでもあります。

注目したいのは戦いというものに疑問を持ちながらも、「戦うために在る自分」という存在に問いかける姿。

管理人
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人のようで付喪神なのだと改めて気が付かされました。

 

辛い役割を担っているキャラクターではあるのですが、だからこそ三日月へ寄り添いたい・理解したいという姿勢を感じ元の主と同じく燭台切の人を思いやる心を感じることの出来る作品とも言えるかもしれません。

そしてもう一つ、辛い内容の続く中で私たちのかけがえのない癒しとなった日替わり。

日替わりでは相変わらずの美声を存分に活かしたものもありますので、辛い気持ちになった時はそこだけ繰り返し見ることもおすすめです♡

 

大般若長光役 川上将大さん

大般若長光

燭台切光忠を演じた東さんに負けず劣らずの長身で抜群のスタイルである大般若長光役の川上将大さん。

管理人
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大般若長光と言えば、ポケモンのコジロウや鋼の錬金術師のロイ、頭文字Dの藤原など…世代を超えて人気のキャラクターを演じている三木眞一郎さんが声優をなさっていることでもお馴染み。

初日に川上さんの演じるお声が原作にそっくりだということで大変賑わったことを覚えています。

かなり特徴的なイントネーションで喋るキャラクターですが、実際に観劇をした際も本当によく似ていて驚きました。

三津谷さん演じる骨喰とセットでいることが多かった大般若長光。

とにかく三日月を心配し焦る骨喰に対し、優しく寄り添い尊重する様子には惚れずにはいられません…♡

そんな川上さんの注目したいポイントは殺陣!

スタイルの良い長身から繰り出される殺陣は、まさに見ごたえ抜群。

太刀とご自身の長身を活かした動きを存分に発揮されておられ、思わずうっとりするほどでした。

 

大包平役 加藤将さん

大包平

大包平役の天才・加藤将さん。

役としてはもちろんのこと、SNSやバックステージでも度々人を魅了する才能を爆発なさっていますよね。

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人懐っこいかと思えば、舞台上でのお芝居はガラリと雰囲気が変わり…毎回ギャップに驚かされます。

これまでのどの役も素敵に演じておられる加藤さん。

ですが、キャスト発表の際「こんなにも加藤さんにぴったりな役が他にあっただろうか?!」と感動してしまったくらいにはハマり役と感じています。

そしてなんと言っても悲伝では加藤さんの明るさとバイタリティーに大きく助けられていました。

あんなにも密度の高い内容で、観ているだけでもドッと疲れた悲伝。

私たち観客はもちろん、俳優さんはそれ以上の疲労感があったと予想されます。

それにも関わらず終演後に毎回いろんなキャストさんを巻き込み毎日楽しそうにお写真を撮ってはSNSの更新をなさっていたのが印象に残っています。

舞台の外側でも大包平のようにパワフルな加藤さんには、尊敬の念しかありません。

 

小烏丸役 玉城裕規さん

小烏丸

童のような容姿と反し、日本刀の父のような存在である小烏丸。

原作ゲームをプレイなさっている方なら、そのミステリアスで妖艶な雰囲気は言わずもがなご存じのことかと思います。

そんな小烏丸を玉城裕規さんが演じたのは、正に必然とも言えるぴったりなキャスティングですよね♡

個性的なキャラクターの多い刀剣乱舞ですが、その中でも特に癖のある喋り方や所作のある小烏丸。ここまで再現できるのはやはり玉城さんの演技力の高さ故ですよね…。

管理人
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そして、注目したいポイントは原作にもあるセリフ。

不穏な空気漂う悲伝の中での「この父まで引っ張り出すとは…」というセリフは、この後に本丸におこることを考えるとその言葉の重さにゾッとしてしまいます。

悲伝からの出演で、尚且つ作中でも割と後半に顕現されたという設定にも関わらず本丸の重鎮のような雰囲気を生み出せるのも、演技力の高い玉城さんだからこそなせるわざだと思います。

管理人
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その一方で、最後を悲しい表情で見守っていたのが印象的でした。

 

鵺と呼ばれる役 碓井将大さん

鵺と呼ばれる役

刀ステ史上初のオリジナルキャラクターであり、悲伝で爆発的な人気を誇った「鵺と呼ばれる」役の碓井将大さん。

管理人
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個人的には、まさか再び2.5次元舞台に立たれる日が来るとは思ってもいなかったのでかなり驚きました。

初日が明けるまで一体どういった役どころなのかも一切明かされずだったため、大きな話題を呼びました。

練度の高い刀剣男士達と同等に殺陣ができる身体能力の高さ、そして切なく悲しいどこか幼いながらも色気のあるこの役は碓井さんにしか演じられなかったと思います。

登場時からラストシーンまでの間で同じキャラクターなはずなのに徐々に変化していく様は是非注目していただきたポイントです。

 

歴史の狭間

三日月と山姥切との約束の時。

これまでのシリーズの中でも何度も三日月が口にしていた山姥切との「約束」。

一体なんの布石だろう…?とずっと不思議に思っていましたが、全てはこの結末に繋がるのだとわかった瞬間のゾワッと感は今でも忘れられません…。

管理人
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まだ見ていない方は、まずは明治座公演のものを見た後に本編を見ることをおすすめいたします。

いえ、おすすめするというかむしろ「絶対にその順番で見てください!」と強くアピールしたいほど。

 

この本丸での物語の始まりでもあり終わりでもある悲伝。

その後上演された无伝でもまた悲伝に繋がるような不穏な演出もあり、改めて円盤を見た方も多いのではないでしょうか。

まだどちらも見ていない…という方は是非そちらも合わせてチェックされてみてくださいね♡

舞台『刀剣乱舞』蔵出し映像集―悲伝 結いの目の不如帰 篇―BD/DVD CM

どっしりと重たすぎる本編ではありますが、円盤には本編の他にもバックステージ映像がたっぷりと収録されています。

本編の物々しい雰囲気とはまた違った和気藹々としたキャストさん達の様子も覗えます♡

刀ステ第一章の集大成に相応しい悲伝。たまにはどっぷりと悲しみに浸ってみるのも良いかもしれません。

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