刀剣乱舞シリーズやエーステなど、アニメやゲームを原作とした2.5次元舞台が話題になっている昨今♡
推し作品の舞台化をきっかけに、舞台沼へ入ってしまった…!という方も多いのではないでしょうか。
そんな時に気になるのはマナー。住む沼が異なれば、自ずとマナーや暗黙のルールも異なってきます。
特に舞台はそんな暗黙のルールも多いジャンル。
2次元の推し活ではマストアイテムと言っても過言ではない痛バですが、舞台では持っていっていいの?と気になる方も多いかと思います。
実は度々論争になっている問題でもあるんです…!
今回はそんな舞台現場での痛バ事情をご紹介します♡
目次
そもそも痛バとは?
この記事をお読みの方は既に周知の方も多いかもしれませんが、念のために「そもそも痛バとは?」という疑問にお答えさせていただきます♡
文字だけでは少し分かりにくいかもしれませんね。
通常の鞄とは異なり、全面がビニール素材になった専用の鞄へ飾り付けを行うのが一般的です。
主にアイドルの現場や2次元のイベントなど…推し活と呼ばれる場面では目にする機会も多いです。
2次元の推し痛バは私も持っていますが、缶バッジを集める時間も鞄を組む時間もわくわくするもの♡
アパレルブランドからも趣向を凝らした「土台」の鞄が販売されており、可愛さを追求したものや、現場までの間は痛バ面を隠せるものなど…年々進化を遂げています。
舞台現場に痛バってどうなの?
舞台への持ち込み
先ほど記載した通り、推し活の場面では目にする機会も多い痛バですが…。
結論から記載してしまうと、舞台には痛バの持ち込みは行わない方が無難です。
ミュージカルや、題材がアイドルの舞台でも同じです。
「禁止です」ではなく「無難です」と書いたことからもお察しいただける通り、 公式から毎回必ず出ている禁止事項というわけではありません。
いわゆる、舞台でよくある「暗黙のマナー」のひとつ。
ですが作品によっては、持ち込み禁止と公式ルールにて記載されていることも。
記載のない場合でも会場内で荷物を置く場所によってはスタッフさんから声かけが行われることがあります。
通常公演以外への持ち込み
前述の通り、通常公演では痛バは持ち込みが非推奨です。
ですが通常の公演とは違い、フェス形式やライブ形式の公演もありますよね♡
そういった通常とは異なる公演では、例外的に持ち込みOKとされている場合もあります。
全ての公演で許可されているわけではありませんので、公式のルールは必ず確認を。
最近ではコラボカフェやイベントなど、公演以外の楽しみ方も増えてきました。
コラボカフェの現場では個人的にも「NG行為です」とされていることは見たことがありません。
ただ許可されている場所でも、当然持っていく際のマナーやモラルは存在します。
後々のイベントやカフェから「禁止です」となってしまわないよう、マナーやモラルは守った上で楽しみましょう♡
どうして観劇で痛バは非推奨なの?
舞台では持ち込みが非推奨と言われても、「持って行くだけなら迷惑じゃないんじゃないの?」という疑問がありますよね。
ちゃんとした理由があるんです。
理由①座席スペースが限られている
大前提として、観劇ではお客様一人ひとりの座席スペースが限られています。
それゆえ映画館などとは異なり、「クローク」という荷物を預けるシステムも存在しています。
クロークのシステムがない劇場も、コインロッカーが設置されていたり荷物への配慮が行われている劇場がほとんどです。
もちろん、劇場スペースの兼ね合いでいずれも存在がないことも。
ある場合でも、数が非常に限られています。
つまり、「観劇の際は余計な物を持ち込まない」というのが前提。
必要最低限の活用が出来る一般的なバックではなく、痛バを持ってくるというのはマナーに反するというところがあります。
理由②音や反射で舞台が台無しになってしまうかも
「でも、周りの人なんて関係ないし!」という方にも知っていただきたい理由として、舞台を台無しにしてしまう可能性があるから…という事実もご紹介させていただきます。
映画館等で、「近くの席の人が鞄をガサガサ漁っている音で集中できなかった…」という経験はありませんか?
痛バにつけた缶バッチ・アクリルグッズはどんなに気を付けても、缶バッチ同士・アクリルグッズ同士が重なり合っているので少し動かすと音が生じます。
特に観劇時のようにみんなが集中して、静かな環境の中では音は自分が思うよりも遠くまで響いてしまいます。
公演中にマナー違反を行っていた観客について俳優さんがSNSで苦言を呈していることも何度か見かけたことが。
既に完成された作品を見る映画とは異なり、舞台は俳優さんと観客が一体となって作り上げるもの。
素敵な舞台を作り上げるためにも、是非出来ることから協力を♡
理由③踏まれたり蹴られたり、破損への心配
同様に自分も悲しい想いをしないために…という理由のひとつに、「踏まれたり蹴られたりする可能性がある」という点も。
舞台上はスポットライトで照らされていますが、客席の周辺は明るいイベント会場とは異なり暗いもの。
ですが途中で体調が悪くなってしまったり、仕事等でやむを得ず途中入場なさるお客様もいらっしゃいます。
コロナの影響で最近は減ってしまっていますが、俳優さんが客席降りで客席付近を通ることも。
つまり座席に座って上演が始まってからも、通路や座席前は人が通る可能性があるんです。
明るい中では相手も注意を払えますが、暗い上慌てている環境ではそれも難しいです。
相手に悪気がなくとも、蹴られたり等で破損の可能性が…。
そして客席降りの場合は俳優さんが全速力で横を駆け抜けていくこともあり、はみ出す大きさの荷物は非常に危険です。
せっかくの痛バが壊れてしまった…誰かが怪我をしてしまった…ということのないよう、舞台観劇においては痛バの持参は控えたほうが無難です。
また、残念なことに観劇中に盗難の危険性がないとも言えません。
特にアリーナ席やイベントホールでの公演は、座席がパイプ椅子形式ということも多々。
「観劇に夢中になっている間に、後ろの席から取られてしまった…」という危険があることも残念ながらあるんです…。
痛バではなく鞄に入れていたグッズですが、私の友人も劇場内で盗難被害にあった経験が。
せっかくの観劇、最後まで楽しい思い出で終わらせたいですよね。
大切なグッズがなくなってしまったとなると、どれだけ公演内容が素敵でも最後に残るのは哀しさ・空しさではないでしょうか。
持参が許されているときに気を付けたいこと
最後に、痛バの持参が認められているイベントの際に注意したいポイントをご紹介させていただきます♡
痛バに関するルール記載が公式サイトにあれば、それを必ず順守してくださいね♡
周囲の方への迷惑にならないように
イベント会場から自宅までの間や、イベント会場で他のお友達と撮影をする間など…。
持参が許されている場面でも、一般の方や他の参加者の方への配慮は当然必要です。
- 撮影場所を長時間独占しない
- 撮影時の背景や他の人の映り込み等にも注意を払う
- 一般の方が迷惑だな・不快だなと思う行為をしない
印象が悪くなるのはあなたではなく、あなたが推している俳優さんです。
「また●●のファンか…」と思われてしまいます。
SNSの普及によってオタク文化への認知度は広がってきましたが、痛バへの理解はまだまだこれからです。
痛バを持っている際は、普段以上にマナーやモラルを守り節度をわきまえた行動を。
イベントにはその作品のものを持参すること
これは暗黙のルールでもありますが、イベントにはその作品のものを持参すること。
応援しているのが俳優さんで、その俳優さんが過去にご出演なさっている作品の痛バだったとしても、別の作品の痛バを持っていくのはマナー違反です。
「お気持ち」の問題ではありますが…。
実際に私もイベント公演で目撃したことがありますが、原作作品を応援して舞台を観に行く身としても、俳優さんを応援して観に行く身としても、モラルに欠けた行為に少し悲しくなりました。
同様に、二次創作のグッズでできた痛バも公式のイベントでは好まれません。
上演中の置き場所に注意
先ほど非推奨の理由としても挙げた「踏まれたり蹴られたり、破損への心配」ですが、持参する場合は当然注意が必要です。
- 会場に着いてからはクロークに預ける
- 座席下のスペースに収まる範囲の痛バにする
A3痛バは見た目としては素敵ですが、座席下の限られたスペースには収まりきらないことがほとんどです。
また、座席に持ち込む場合はイベント中の置き場所にも注意を。
「観劇中の荷物は膝の上か座席下へ」というのは通常の観劇マナーのひとつですが、痛バの場合は座席下の一択となります。
ただし、一番ベストな方法はクロークやロッカーに預けることです。
というのも、一般的な痛バのデコレーション面はビニール素材。スポットライトが反射してしまう可能性があります。
応援うちわを作成する際の公式ルールとして、光の反射するホログラム等の素材は禁止されています。
公式ルールに記載がされていなくても、出演する俳優さんへの配慮として座席下へ置くようにしましょう♡
音などが鳴らないように配慮を
最後に、先ほども記載した通り劇場内はライブ形式のイベントだったとしても、音が響いてしまうもの。
音や光への対策はこれでもかというほどしてくださいね♡
- 缶バッジなどには一つひとつにカバーをつける
- グッズが表に出ないよう、ビニール面の内側に作成する
- グッズしっかりと固定を行う
一時流行っていた電飾痛バや、万が一の際座席を汚す可能性が高い、液体やモール等のついているものは控えましょう。
缶バッジやアクリルキーホルダー用のカバーが市販されており、痛バを作成する上では欠かせません。
カバーは缶バッジのサイズ別に細かく種類があるので、作成する缶バッジに合わせたものを購入してくださいね♡
100円均一でも販売されています。
個人的には、seriaさんの缶バカバーが値段・脱着しやすさなど総合満足度がが高いです!
痛バは溢れる思いの結晶。でも、TPOは弁えた行動を♡
私も推し作品の痛バを持っていますし、「推しへの気持ちや溢れる想いは抑えたくない!」というお気持ちはとてもよく分かります。
ですが何度も言いますが、舞台は俳優さんだけでなく観客も一体となって作り上げるもの。
公式ルールで記載されていることを守るのは当然のことですが、公式ルールに記載されていないことでもマナーやモラルを守って最後まで楽しい思い出にしたいところです。
「推しと常に一緒にいたい!」「推しをアピールしたい!」というお気持ちは充分に共感できますが、後々「●●のファンは…」と言われてしまうのは本意ではないはず。
その日その場所を共有する全ての皆さんと、よりよい観劇環境を作り上げていくための配慮も心がけていきましょう♡
色んな作品の2.5次元舞台を観たいなら、DMMTVが断然おすすめ♡
DMMTVは色んな作品の2.5次元舞台やミュージカルはもちろん、原作のアニメなど…ジャンルを問わず様々な作品が楽しめます。
- 初回登録は30日間無料
- 継続利用で最大3か月分のDMMポイント(550pt)付与
同じDMMさんではライブ配信以外にもスクラッチなど2.5次元舞台を楽しむ上では欠かせないサービスもたくさんあるので、是非チェックしてみてくださいね♡