刀剣乱舞シリーズやあんスタなど、数々の2.5次元作品が上演されている昨今。
スポーツを題材にした作品も次々と上演が行われています。
”球技を題材としている”と言えば、見たことのない方からすれば「舞台上でどうやって!?」と不思議に思うことでしょう。
球技を題材とした2.5次元舞台はテニミュシリーズやおおきく振りかぶって、今回ご紹介するハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」など…様々ありますが、どの舞台も趣向を凝らし試合の様子を表現しています。
数多の2.5次元舞台がある中でハイステでしか味わえないもの、ハイステだからこそなお楽しみ要素がたくさんあるんです♡
2021年3月から上演される「頂の景色・2」で、長きに渡るシリーズの終幕が発表されたハイステ。今回はハイステの魅力をたっぷりお伝えしていきます♡
目次
ハイキュー!!ってどんなストーリー?
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の原作は2012年から2020年までの約8年間もの間、週刊少年ジャンプにて連載されていた「ハイキュー!! 」です。
岩手県出身の古舘春一先生による作品で、主人公の日向翔陽が在籍する「烏野高校」も同じ東北地方の宮城県内の高校という設定になっています。
2020年7月の最終話連載時には原作ファンやアニメの声優さんだけではなく、ハイステに出演歴のあるキャストさん達もSNSなどを通じ、沢山のメッセージを寄せられていました。
どれだけ愛されているのかがダイレクトに伝わってくる大切な日となり、原作ファンの方も改めてハイステの存在を知った方もいたのではないかと思います。
そんなハイキュー!!。
ストーリーは主人公である日向翔陽が偶然見た春高バレーのテレビ中継で、烏野高校の「小さな巨人」と呼ばれるバレー選手を見たことから始まります。
日向も小柄ながら高い身体能力と運動神経、そしてバレーボールへの情熱を持って中学へと入学するも…。
バレー部には自分以外の部員も指導者もいないという燦々たる状況。
そんな中でもめげずに努力を重ね、3年生ラストの公式試合でなんとかピンチヒッターをかき集めて試合に出場します。
しかし、第一戦の対戦相手は当時「コートの王様」と呼ばれていた天才・セッター影山飛雄。
コテンパンにやられてしまい敗退してしまった上、影山から中学三年間のバレー生活を全否定されてしまいます。
それでもへこたれなかった日向は小さな巨人への憧れを胸に烏野高校へ入学。
するとそこで、まさかの影山と再会を果たすことに…。
最初は反発し合う2人ですが、徐々に仲を深めていきスパイカーとセッターとしてレベルの高いペアへと成長していきます。
そんな2人の周りを取り巻く、頼りになる先輩達や他校のライバル達、そして日向達を支えるマネージャーや家族など…。
ハイキュー!!の魅力のひとつに、魅力あふれるキャラクターと、一人一人のキャラクターのバックグラウンドがしっかりと描かれていることが挙げられます。
通常の漫画ですと、敵キャラクターやライバル校の生徒は試合の様子しか描かれていないこともままありますよね。
ハイキュー!!のキャラクターは、ライバル校の生徒やチームを支えるマネージャーであってもヒューマンストーリーが色濃く描かれているんです。
後半になればなるほど推しキャラクターが増えていく作品なんです♡
最初に「嫌なやつ!!」と思ったキャラクターでも、いつの間にやらその一挙一動を応援したくなったり、時にはその結末に涙を流したり…。
繰り返し見たくなる・読みたくなるシーンが盛りだくさんある、かなりふか~い沼がある作品です。
ハイステの再現度は?
冒頭でも触れた通りスポーツを題材とした2.5次元舞台は数多あります。
球技を題材にしているハイステにおいて気になるのは「どうやって試合を再現しているんだろう」という点ではないでしょうか。
2.5次元舞台の上演ではスポーツを題材にした作品の場合、実際にプレイをしているわけではありません。
「まるでプレイをしているように見せる」ため様々な手法を用いています。
例えば同じジャンプ作品のテニミュシリーズ。
2.5次元舞台の中では老舗のシリーズですが、テニミュでは試合中に実物のボールが出てくることはありません。
光の動きと打球音の演出でボールを再現しています。
それではハイステの場合はどう再現しているのか…。
テニミュ同様に、演出家さんの創意工夫の元まるで本当の試合のような熱い演出を行っているシーンもあるのですが、注目していただきたいのは実際にキャストさん達がステージ上でボールを使用しているシーンもあるということ。
どういうこと?と思わず驚かれた方も多いのではないでしょうか。
「飛翔」のダイジェスト映像にもそのシーンが収められていましたので、是非見てみてください♡
少しだけではありますが、キャストさん達が実物のボールを手にしているシーンがあったかと思います。
実際にボールを扱うということで、少しでも手元が狂えばボールが客席に飛んでいってしまう…なんて可能性もあります。
スポーツを題材としていることもあり、ひとたび幕が開けば終始動き回ることとなるキャストさんたち。
上演に至るまでに、たくさんの努力を重ねていることが分かります。
実はハイステには実際にバレーボール経験者のキャストさんも何人かいらっしゃるんです。
そしてなんと、ハイステに出演したことをきっかけにプロのバレーボール選手になったという方まで!
観ているファンだけでなく、出演されているキャストさん達にも夢や希望を与える素敵な作品ということが伝わってきますね♡
キャストさんたちのSNSを見ていると、公演の合間にバレーボールの練習をされている様子も度々アップなさっています。
作品だけでなく、題材であるバレーボールに対するリスペクトもしっかりと感じることができるというのは原作ファンには嬉しい限りですね♪
錚々たる歴代キャスト
そんなハイステ、実は2020年11月14日が5周年記念という2.5次元舞台の中では割と歴史のある作品なんです。
歴代キャストさん達を観ていると「え?!この人も?!」と驚いてしまうような方々も。
数名ではありますが、ご紹介させていただきます♪
須賀健太さん
まずは忘れてはいけないこのお方。
初演から7作目である「最強の場所」まで、主人公である日向を演じられた須賀健太さん。
言わずと知れた芸歴20年以上のTVや映画でも大活躍されているキャストさんです。
原作ファンでもある須賀さんが演じられる日向はとにかく等身大。
更には持ち前の運動神経の良さを持って、かなり高い再現クオリティをもって演じてくださっていました。
須賀さんはあまり2.5次元舞台に出演されているイメージがないかもしれません。
ですが、他にも同じジャンプ作品を原作とした「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」や新体操を題材とした作品「タンブリング」にも出演されています。
どちらも運動神経の良さと須賀さんのレベルの高い演技力を遺憾なく発揮されており、見応えがある作品です。
そちらも是非併せてチェックしてみてくださいね♡
木村達成さん
そしてそんな須賀さんと共にハイステを作り上げてこられた影山役の木村達成さん。
今や東宝ミュージカルでも活躍されている方ですが、実はデビュー作品がミュージカル「テニスの王子様」なんです。
若手俳優の登竜門とも言われるテニミュ。
それ以外の作品にもご出演なさっており、2.5次元舞台ではかなりの場数を踏んでいる方です。
公式身長が180cmとスラッとした身長であるため、小柄な須賀さん演じる日向とのビジュアルバランスが最高にマッチしていたことでも初演から観られていたファンの方からは高い評価を得ていました。
不器用ながらもバレーボールに対する熱い思いのある影山を熱演しておられた木村さん。
普段は殆どがスタッフさんによるお仕事紹介なTwitterではハイキュー!!連載終了時にはこんなメッセージを寄せられていました。
それ程木村さんにとってもハイステが大切な作品であったということがわかり、当時のファンには涙が出るほど嬉しい出来事でした。
管理人
橋本祥平さん
舞台「刀剣乱舞」太鼓鐘貞宗や「あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ」月永レオ等、人気キャラクターを多く演じられている橋本祥平さん。
橋本さんは、日向や影山の先輩である西谷夕役として出演なさっていました。
今や引っ張りだこな橋本さんですが、実は出演当時はまだ2.5次元舞台にはあまりご出演された経験がありませんでした。
原作の連載完結時には、ご本人もハイステのおかげで自身の人生がガラッと変わったと言う程。
橋本さんに限ったことではないですが、出演キャストさん同士は本当の部活の仲間ような間柄であったようで「青春そのもの」と表現されていることが多くあります。
観ている私達にも熱い友情を感じ取れることが出来るのは、実際にキャストさん達にとってもハイステが青春であるからこそなんだな、と改めて感じることができます。
猪野広樹さん
最後にご紹介するのは画像左端におられる西谷と同じく、烏野の先輩である菅原孝支を演じられていた猪野広樹さんです。
端正なお顔立ちで個性豊かな後輩達をうまくまとめる、烏野のお母さんのような存在である菅原先輩に正にぴったり!
試合のシーンとなるとがらりと演技が変わるのも、菅原らしいというか原作通りでときめいた方も多いのではないでしょうか?
現在はInstagramのみを利用されている猪野さんですが、以前利用されていたブログにもハイステに対する気持ちをびっしりと込められていますので是非ご覧になってみてくださいね!
参考 Hitch your wagon to a star猪野広樹さんOfficialブログ語りつくせない魅力のハイステ
この他にも、ご紹介しきれないくらいたくさんの魅力的なキャストさんがいらっしゃるハイステ。
今回はあえて初演に出演されていたキャストさんばかりセレクトしてみました。
ですが、後半に登場して高い人気を誇っている稲荷崎高校の宮侑役の松島勇之介さんや佐久早聖臣役のつわぶき峻さん、星海光来役の輝山立さんなど、注目していただきたいキャストさんは盛りだくさん!
また、ハイステはタイトルに「ハイパープロジェクション演劇」とあるように、他の舞台にはない高い技術が必要とされるプロジェクションマッピングが舞台に導入されているという斬新な作品でもあります。
原作のイラストを利用してそれを舞台上で利用することにより、より2次元の世界からキャラクター達が飛び出してきたような錯覚を覚えることができます。
原作は好きだけど2.5次元舞台ってどうなのかな…と、悩まれている方にも自信を持っておすすめできる作品、それがハイステです。
沢山の愛を生み出してくれたハイステ。
作品の配信されるプラットフォームも増えましたし、これを機にまた見直すことで新たな魅力を発見してみてくださいね♡
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