舞台は生モノ。
一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか♡
舞台と映画・ドラマ等の映像やゲームや漫画などの2次元ジャンルの間で一線を画しているのがこの部分かと思います。
舞台役者をテーマにした2.5次元舞台作品、MANKAI STAGE『A3!』。
その作品の中でも、陳内将さん演じる皇天馬のセリフで「舞台は生モノ」に通じる言葉が登場します。
TVや映画は最高のカットが撮れるまで何度でも芝居に挑める。でも舞台で自分が見せられる演技はその時…その時1度だけだ
そう、 同じ公演でも観る度に違ったものに感じるのが舞台♡
全ての作品の全ての公演で問題なく無事で幕が閉じる…かと言えばそうではなく。
生モノの舞台では、その瞬間だからこそ起きるハプニングも度々あるんです♡
ですが、残念ながら当然と言えば当然なのですがハプニングを収められた映像というのは存在しません。
テレビドラマならNG大賞がありますが、常にカメラが回っているわけではない舞台では映像に残ること自体が稀です。
がっかりとなるハプニングも当然あれば、一度きりのレアな姿を見られてハッピーなハプニングも。
中にはもはや伝説になっているハプニングまであるんです♡
今回は私が体験したハプニングを紹介していくことで、生の舞台現場に行く楽しさを知ってもらえたらと思います!
目次
システムに関するトラブル
最初はシステムに関するトラブル。
広域に跨っているものなので、体感としては一番体験するハプニングかもしれません。
冒頭にも述べましたが舞台は生モノ。
演じているキャストさん達や小道具も日によってコンディションが違ってきますし、それはシステム面も同じ事。
- 緞帳が途中で降りなくなってしまう
- マイク音声が切れてしまう
- イヤモニが切れているんだろうな…という場面
- 舞台装置が動かなくなってしまう
新作歌舞伎「刀剣乱舞」では、まだ俳優さんが客席に残っているのに、緞帳が下りてしまい取り残されてしまった微笑ましいハプニングも話題となっていました♡
例えば「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇The WINNER」ではマイクが突然ブツン!という音と共に全く使えなくなるというトラブルが…。
タイミングも待宮栄吉役の山本侑平さんが舞台上に1人で長台詞を口にしている最中だったので、観客はハラハラしながら見守っていました。
機転を利かせた荒北靖友役の鈴木拡樹さんが、山本さんにご自身のマイクを近付けるように隣に出てくるも…。
まさかの鈴木さんのマイクも故障 。
結局ラストまで大半のキャストさん達のマイクが故障した状態という前代未聞の舞台となってしまったことがありました。
システムトラブルは当然スタッフさん達も万全を期して舞台に挑んではいるものの、完全に避けられるものではありません…。
一度きりの観劇でトラブルとなってしまえばとても残念ですし、非常にレアケースではあるものの、中には公演途中で中止となってしまうことも。
可動式の装置やプロジェクションマッピングなどの演出など、繊細で影響が広域にわたるものが故障したときは…。
ただ、システムトラブルは俳優さん側も予期せぬ事態。
そんな急なトラブル時でも機転を利かせた俳優さん方の対応を見守ったり、観客一同が「頑張って…!」と心の中で一体となっている場面を体感できるのは、舞台だからこその特長かもしれません。
セリフに関するトラブル
俳優さんでよくあるハプニングと言えば台詞に関するもの。
- 歌詞が飛んでしまう
- セリフを間違えてしまう
- セリフの順番が違う
- セリフを嚙んでしまう
決して練習不足…などではなく、生モノの舞台だからこそ起きてしまうことの一つかもしれません。
円盤を見ていると、「セリフを飛ばす失敗が怖くて夢にまで見た」と仰っている俳優さんも。
「あ!」と気が付くこともあれば、共演者さんのカバー力でほとんど気が付かなかったことも。
噛んでしまった場合は持ち直しができるものの、セリフを飛ばしてしまったり順番を間違えてしまった場合、内容によってはその後の物語が繋がらなくなってしまいます。
俳優さん方の違和感のないよう軌道修正するカバー力や、いっそ笑いに変えてしまうアドリブ力に毎度感服させられる瞬間でもあります。
中にはそのハプニングが共演者さんのカバー力で笑いに変わり、伝説になった作品も♡
「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」 にて荒牧慶彦さんが演じていた山姥切国広。
刀ステは軍議での日替わりネタが話題となることが多いのですが、そんな軍議のアドリブシーンでおはぎと言いたかったところを盛大に噛んでしまったことがあるんです。
「おはげ」と言い間違えてしまい…。
共演者さんたちから総ツッコミされる事態に。
その時生まれた「おはぎの宴」という言葉は、なんと公式から販売されているLINEスタンプでも採用される伝説的なハプニングに。
こちらは実は映像として残っているので気になる方は是非とも円盤や配信をご覧になってみてくださいね♡
恥ずかしそうに照れている荒牧さんは、普段は見られないレアな姿です。
小道具に関するトラブル
次にあるあるなのは小道具や衣装に纏わるハプニングではないでしょうか。
- 小道具があらぬ方向へ
- 小道具を落としてしまう
- 衣装の一部が取れたり破れてしまう
- 小道具や衣装がほかのものに絡まってしまう
ダンスや殺陣など激しい動きが続く舞台では、特に靴が脱げてしまうなどの衣装トラブルは頻繁に見かけます。
ちょっと珍しいものでは、登場する際に使用する小道具を忘れて本来武器で戦うキャラクターなのに、手刀で戦っていた…ということが。
2.5次元舞台はアニメや漫画を題材としているため、細かなパーツの多い衣装や小道具がよく登場します。
スポーツ物やバトル物の舞台ではプロジェクションマッピングなどの演出をふんだんに使用して臨場感を出してくださっているのですが、中には舞台上で実際のボールが登場する作品も!
球技を題材とした作品はたくさん上演されていますが、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」が他の球技系舞台と大きく異なる点として舞台上で実際にバレーボールを使用してラリーを行なうこと!
もちろん全てのシーンで …というわけではありませんが、 練習やアップのシーン、見せ場のシーンなど…糸などの補助なく、素の状態のボールをラリーしていて驚かされます。
舞台の通常稽古は当然ですが、それに加えバレーの稽古をしている様子が公式やキャストさんたちのTwitterでも話題となっています。
ですがどんなに練習したとしても、舞台ではなにが起こるか分からないもの。
キャストさん達も細心の注意を払ってはおられるのでけが人が出てしまう程のスパイクを打ったりはされてはいませんが、ボールがあらぬ方向へ飛んでしまったり、時には客席に飛んでしまうこともありました。
プロ選手が行う試合でもミスは起きますし、決して練習不足ではありません。
衣装に関しても、取れやすかったり脱げやすいものは予め対策が施されています。
例えば舞台『刀剣乱舞』の山姥切国広。
普段は顔を隠すように深く布を被っている山姥切国広ですが、単独公演のお写真では布を脱いでおり驚かれた方も多いかと思います。
通常の公演であれば舞台衣装として固定されているため脱げることはないように対策されているのですが、勢いのある殺陣の最中に脱げてしまったことも…!
ただ、考えてみればイレギュラーなことが起きないよう対策された舞台ではなく実戦の出陣だった場合、激しく動けばフードが脱げるのも道理。
ある意味リアリティのあるハプニングですね♡
激しい殺陣のある作品では、その激しさ故に小道具の刀などが手から飛んでいってしまったりはたまた折れてしまうなんてこともあります。
それもアンサンブルを含めた全てのキャストさん達が、本気で舞台に挑んでいるのだと実感できるハプニングです。
過去のハプニングを見るには
色々なハプニングの例を紹介しました。
舞台ではカメラ収録のない公演も多く、カメラ収録がある場合でも全ての公演で録画がされているわけではありません。
その後伝説となるハプニングが起きた時でも、映像が残ることは稀です。
過去のハプニングを観たい!となった時の方法を最後にご紹介させていただきます♡
- バックステージ映像
- 本編映像を振り返る映像
- オーディオコメンタリー付きの映像
ハプニングそのものを見ることは中々難しいのですが、バクステや本編映像を出演キャストさんが見ながら当時を振り返るような映像が収録されている円盤では当時の温度感や臨場感が垣間見えることも。
キャストさん達がポロッと「そう言えばあの時さ~」なんていうハプニングを聞くことができちゃうんです♡
例えばミュージカル「テニスの王子様」などで振り返り映像は収録されています。
他には舞台ではないものの、ハプニングをお手軽に(?)楽しめる映像もありますよ♡
それが「テレビ演劇 サクセス荘」。
ドラマ・映画にて展開されている作品ですが、なんと映像作品にも関わらず舞台さながらの1発撮り!
どんなハプニングが起こってもそのまま撮影続行…というこれまでになかった新しいスタイルの映像作品なんです♪
ご出演なさっている方々も2.5次元舞台がお好きな方ならきっとよくご存じの方ばかりです。
【テレビ演劇 サクセス荘】とは?2.5次元舞台好きは必見!魅力たっぷりのアドリブ劇♡うっかりハプニングや台詞間違いなどもそのまま放送されますし、もはやそれは役なの?!キャストさん本人なの?!というような息の合った掛け合いが見られるのもおすすめポイント♡
映像作品なのにこんなにもハラハラドキドキさせられることってある?!という驚きと喜びが味わえる作品なので、是非チェックしてみてくださいね。
Show Must Go On
舞台は生モノ。
エーステの台詞や歌詞にも登場しますが、「Show Must Go On」という言葉はエンターテインメントに携わる方ならば多くの方が胸に刻んでいるひとつかと思います。
少し意訳ですが「幕が上がれば、何があっても最後までやり遂げること」。
ライブであるからこその楽しさ・面白さがある反面、舞台そのものがうまく進行しなくなってしまうこともあるのも事実。
時間や予算の都合で何度も観劇することも出来ない時や、そもそも人気作品ともなると複数枚チケットをゲットすることも難しかったりもしますよね。
仮にたった1枚しか手にできなかった公演でハプニングが起こってしまったら凹んでしまう場面も、正直あることかと思います。
実際に私もそういう悔しい経験をしたことがあります。
そんな場面でもキャストさん・スタッフさん達は皆さんを楽しませたい・素敵な時間を提供したいと全力を尽くしてくださった結果がそうなってしまった…と、非常に残念ではありますが受け入れるしかありません。
実際何年も観劇しているとハプニングが一切ない公演だけに当たるのは難しいな、と痛感しています。
悔しい思い・怖い思いをしたことも何度もありますが、中には思わずふふっと笑ってしまったりかけがえのない公演・思い出になったことがあるのも事実。
こんなご時世だからこそ、観客側の私たちもこの言葉を改めて胸に観劇していきたいですね。
色んな作品の2.5次元舞台を観たいなら、DMMTVが断然おすすめ♡
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同じDMMさんではライブ配信以外にもスクラッチなど2.5次元舞台を楽しむ上では欠かせないサービスもたくさんあるので、是非チェックしてみてくださいね♡